思いをいただく

昨日のマルシェを終えて、今朝あと片付けをしてひと息。

私たちが、昨年からこういう形で一日お店を出すことにしたのは、皆さんと直接お会いしたい、と思ったからでした。今までは主にウェブサイトで、自分たちはこういう気持ちで家具作りに取り組んでいるって発信していても、やはり一方通行。
もちろん、皆さんから家具のご依頼を頂いて、うれしい言葉をたくさん頂くと、大きな励みになります。

それ以上に、もっといろいろな人と出会えたら良いなって思って、アキコと二人で歩いてみようと思ったわけです。（ほとんど彼女に背負ってもらっているようなものですが。）
こうして、お店を出してみると、新しい人たちとの出会いはもちろん、今まで交流できなかった作家さんたちとも出会えて、そしてつながることができて、これはこれはとてもうれしい。

そして、その中に懐かしいお顔も。
何年も前に家具を作らせて頂いた方、家具の取付の時にお会いすることができなかった方、これから家具を作ろうとお話ししている方、つい先日初めて顔を合わせたばかりの方まで、見知り合った方々まで、こうして足を運んでくださいます。

家具を納めてから何年も経つと、あの人は今どうしているだろう、家具はまだ調子良くしているかなって、ふと思うのです。いろいろな人と出会いましたので、いつも、ふと、ふと、そう思っているのです。
連絡がないのは元気な証拠、と言うように家具も同じで、連絡がないのはきちんと使えているからだって思うのですが、反対に、私たちのところに訪ねて下さるお客様のお話の中で、以前お付き合いしていた家具屋さんだと言いづらくて・・、というお話もお聞きすることがあるのです。
私たちに家具を頼んでくださったみなさんでも言いづらい時があるんじゃないかな、もう振られちゃったら淋しいな、って思ったりするわけですが、こうして懐かしい方々が笑顔でいらして下さるのを見ると、ああ、頑張っていて良かったな、とあらためて思うのでした。
とてもとてもうれしい一日でありました。

続いては、13日からのクレミルです。それほど特別なことをするつもりはないのですが、やっぱり皆さんと気軽にお話ができたらよいなと楽しみにしております。