タイル施工は。
洗面所の記事が好評だったので(誰に?www)そんなお話、第2弾。
壁も床もタイルを貼りました。
どこから貼り始めてどのように貼るか。
タイルを施工するときにはその割り付けにいつも頭を悩ませます。
例えば。
カウンターの上、吊収納がついているところの、間の空間が45センチあります。
貼ろうとしているタイルも45センチ。
おぉ、ぴったり。
それで職人さんはこういいます。
「正面は1枚モノで貼っちゃっていいですよね」と。
うーん。ちょっと待ってちょっと待っておにぃさん。
横と揃えて目地を通して欲しいと思う、私。
(そうすると、せっかく1枚でぴったりおさまるのに、わざわざ切ってつぎはぎのように施工しなきゃいけないのです)
こんな場合、貼り方にセオリーってあるのかしら?と聞く。
いや、どっちも正解じゃないですか。
まぁ吊収納の下だし、のぞきこまないと視線に入らないだろうから
あえて目地は通さなくてもおかしくないと思います。
どっちが間違いっていうのはないと思いますよ。
それと1枚で貼ったほうが余計な目地がないのですっきりするというか
水回りでもあるので汚れが付きにくいというか・・・・。っていう職人さんの答え。
1枚で貼れたほうがそりゃ施工は面倒くさくないですもんね?と聞く私。
いや、まぁ・・・そんなに変わらないですよ・・・どっちでも貼りますよ、と職人さん。
「じゃ、目地通すほうでお願いします~」
「だってそのほうがシュっとしててかっこよいので」
施工現場にきて、職人さんたちと何かしゃべって
そんで帰っていく私は、何をしているかというと
いつもそんなことをやっているのでございました。
っていう、現場の話です。
三宅 利佳(ジェイブルー)
インテリアコーディネート事務所 ジェイブルー
●インテリアコーディネーター 980877A
●2級建築士
●AFT色彩検定 1級
美しく暮らすにはそれなりの努力が必要です。
例えば掃除、整理整頓、時々の模様替えや花を活けなおしたり・・・。
どうせすぐ使うから
どうせすぐ汚すから
そう言ってやりっぱなし出しっぱなし汚しっぱなしの生活は
確かに面倒がなくて便利ですが
便利ばかりを追求していてはあっというまに雑多な空間になります。
美しい部屋、居心地の良い部屋というのは
日々手をかけ続ける面倒臭さを内包しています。
でも、そのことを放棄しないでください。
部屋は人の心を表すと思いませんか。
インテリアコーディネーターがお手伝いできるのはほんの最初の舞台づくりだけ。
「こうありたい理想の自分」を思い描いて
ぜひ素敵な住空間を維持してください。
それが、生き方にもつながるのだろうと思います。
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