(仮称)トレジャーキッズたかどの保育園‐9‐街角のペインター
(仮称)トレジャーキッズたかどの保育園‐9‐街角のペインター
今日は、最後の定例会議でした。

天気は生憎でしたが、園庭も大分出来上がってきました。
外壁の杉板工事も概ね終わり、感じがでてきました。

内部は、家具の取付が始まっていました。

0歳児室では取付の最中でした。

この部屋は、ヘの字のプランの角にあたるため、トップライトから光をとることにしました。
柔らかい光が優しい雰囲気を醸し出していると思います。

見上げた2階部分の反対にあるのが「こもれびひろば」です。
トップライトの光を、壁の上部に設けたハイサイドからおすそ分けしてもらいました。
その光を木漏れ日に見立てたのです。

3、4歳児室のパーティションを開ければこの大空間に。

外観を印象付ける杉板ですが、淡い白の塗装をしています。

庇の下とはいえ、外部にあるので保護を兼ねて塗料を塗るのです。
塗装チームの職長が「とってもいい感じですねエ。普通は焦げ茶なんかに塗るところを、こんな色合いで仕上るんですね。とっても遣り甲斐があります」と。
同年代の彼に、なぜここを白木にしたのか説明しました。

塗装職人は、自分で色を調合できなければ商売になりません。
街角のペインターは、色に対して繊細な感覚をもっているのです。

言ってみれば、プロ中のプロから褒めて貰ったことになります。
その顔をみれば、お世辞ではないと思います。
これがもしお世辞だったら、もう人間不信に落ちいってしまうのです。
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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記