吉野杉選び
2014年6月16日
奈良県大淀町の材木屋さん。お施主様・建設会社とフローリング材の選定にやって来ました。杉・桧など、大きな木材が形・長さごとにたくさん積み上げれられています。
今回も例によって(?)床材は杉足場板です。ローコスト化という面ももちろんなのですが、幅20cm厚み3.5cm長さ3M、といったぶ厚くてラフなテイストは他の材ではなかなか再現できないので、デザイン的にも当所のスタンダードになりつつあります。
ただあくまで「足場板」なので、反りや空きが出ること、節が多いこと、など一般的なフローリング材に比べると建材としての精度が劣るので、施工する上で色々な問題が出てきます。ある程度は「味」ということでお施主様に許容していただきながら、人工乾燥でなく自然乾燥品を使ったり、良い材を選別したり、片面だけを削って表面を平滑にしたり、留め方を工夫したり・・とできるだけの対策を行っていきます。
山本嘉寛建蓄設計事務所
http://yyaa.jp
山本嘉寛建築設計事務所 YYAA
素材を活かした設計を心がけています
奈良・大阪・京都を中心に新築一戸建て注文住宅、町家リノベーション、古民家改修、古ビル再生など、用途や規模に関わらず建築にまつわるデザインを行う建築家/一級建築士事務所です。無理・無駄のないシンプル...