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プリツカー賞 受賞建築家は何を語ったか
プリツカー賞とは
アメリカにあるホテルチェーン、ハイアットホテルアンドリゾーツのオーナーであり大資産家のプリツカー一族が運営するハイアット財団 (The Hyatt Foundation) から1年に1回、その年に最も活躍した建築家1人に与えられる賞。
1979年にジェイ・プリツカーによって設立され、RIBAゴールドメダル(王立英国建築家協会)やAIAゴールドメダル(アメリカ建築家協会)に比べると、まだ歴史は浅いが、建築界のノーベル賞に譬えられるほどの権威をもっている 。
日本人建築家の丹下健三や安藤忠雄も受賞
「プリツカー賞 受賞建築家は何を語ったか」では、1979年から2010年までの受賞者32組について、雑誌をはじめとしたさまざまなメディアでの発言を収録することで、現代の建築家の思考の流れを辿りながら、その流れの中でいかに彼らが評価されたか、秀でた存在でありえたか、その手がかりを読者に提供している。
収録建築家は、海外の建築家はもちろん、日本人では丹下健三、安藤忠雄、槇文彦、妹島和世+西沢立衛(SANAA)といった建築家も掲載されており、日本人建築家の世界への影響力の大きさも読み取れる内容となっている。
プリツカー賞 歴代受賞者
1979年:フィリップ・ジョンソン(アメリカ合衆国)
1980年:ルイス・バラガン(メキシコ)
1981年:ジェームス・スターリング(イギリス)
1982年:ケヴィン・ローチ(アイルランド / アメリカ合衆国)
1983年:イオ・ミン・ペイ (アメリカ合衆国)
1984年:リチャード・マイヤー(アメリカ合衆国)
1985年:ハンス・ホライン(オーストリア)
1986年:ゴットフリート・ベーム(ドイツ)
1987年:丹下健三(日本)
1988年:ゴードン・バンシャフト(アメリカ合衆国)
:オスカー・ニーマイヤー(ブラジル)
1989年:フランク・ゲーリー(カナダ / アメリカ合衆国)
1990年:アルド・ロッシ(イタリア)
1991年:ロバート・ヴェンチューリ(アメリカ合衆国)
1992年:ルヴァロ・シザ(ポルトガル)
1993年:槇文彦 (日本)
1994年:クリスチャン・ド・ポルザンパルク(フランス)
1995年:安藤忠雄(日本)
1996年:ホセ・ラファエル・モネオ(スペイン)
1997年:スヴェレ・フェーン(ノルウェー)
1998年:レンゾ・ピアノ(イタリア)
1999年:ノーマン・フォスター(イギリス)
2000年:レム・コールハース(オランダ)
2001年:ヘルツォーク&ド・ムーロン(スイス)
2002年:グレン・マーカット(オーストラリア)
2003年:ヨーン・ウツソン(デンマーク)
2004年:ザハ・ハディッド (イラク / イギリス)
2005年:トム・メイン(アメリカ合衆国)
2006年:パウロ・メンデス・ダ・ロシャ(ブラジル)
2007年:リチャード・ロジャース(イギリス)
2008年:ジャン・ヌーヴェル(フランス)
2009年:ピーター・ズントー(スイス)
2010年:妹島和世・西沢立衛 (SANAA)(日本)
2011年:エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ( ポルトガル)
2012年:王澍(中国)
出版社 | 丸善出版 |
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著者 | 小林 克弘 (監修) |
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