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漱石のデザイン論―建築家を夢見た文豪からのメッセージ

千円札でお馴染みの夏目漱石。「吾輩は猫である」や「坊っちゃん」の著書でも有名ですが、実は、文学の道に進む前は建築家を志していたという。

しかし、その夢は、あっさりと友人に打ち砕かれてしまうのだが、建築、美術、デザインなど、日本文化への、厳しくも深い愛を、その後も漱石は持ち続けていた。

「皮相上滑り」という言葉に代表されるように、文明開化を期に大きく変容した日本文化を危惧し、晩年、学生たちに向かって、お節介とも思われるほど、熱く語り続けた漱石…。

『デザイン』という言葉がまだ日本にない時代、漱石の語った内容は、まさに『デザイン』そのものだった。

長年、編集者として、デザインの最前線を見続けてきた著者が読み解く、漱石先生の『デザイン論』。
出版社 六耀社
著者 川床 優

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