昔のままで
2014年5月3日
画家、佐伯祐三のアトリエ…。
北側に大きな窓をとった、
三角屋根の、なかなか可愛らしい建築でした…。
ところで、かつては、
この洋風の小屋のようなアトリエの横には、
佐伯祐三と、その家族が暮らした、
和風の母屋が建てられていたのだそうです…。
そして、
保存・整備にあたって、
その和風の母屋は取り壊され、
洋風のアトリエ部分だけが残されたのだそうです…。
で、
母屋があった場所は、
現在、デッキ・テラスとなっていて、
デッキに描かれた線で、
かつての母屋の間取りを表現している、
とのことでした…。
いかにも、
建築設計関係の人が思いつきそうなアイデアだなあ…、
なんて思わずにはいられませんが、
アトリエ部分だけに絞って保存した、というのは、
まあ、仕方ないことなのかな、
とも思いました…。
ただ、少々気になったのは...。
話は、以下に続きます...。
https://www.facebook.com/NakamaKunihiko/posts/698932993499245
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仲摩邦彦建築設計事務所
ひとつひとつ丁寧に取り組んでいきたい、と考えています。
建築は、建築主であるお客様や、様々な条件・環境等の、出会いや組み合わせにより生まれるものであり、それぞれが、その機会でこその個性的なものだと考えています。 「これしかない」と納得できるようなものを...