2回目は難しい

2014年5月27日

『ラスベガス(ラスベガスから学ぶこと)』という本があります…。

書いたのは、
建築家、ロバート・ヴェンチューリという人で、
この人が、この少し前に書いた、
『建築の多様性と対立性』という本とあわせて、
この2冊の本が、
ポストモダニズム建築のきっかけの1つになった、
と言われるような、いわゆる名著です…。

ただ、
『建築の多様性と対立性』の方は、
ちょっとマニア向け、という感じがあるため、
誰にでもオススメ、というワケにはいかない感じがある一方で、
『ラスベガス』の方は、
とてもわかりやすく書かれていて、
建築関係の人でなくとも、結構楽しめるのではないか、
という気がします…。

私は、
もう20年以上前の、学生の頃に、
この『ラスベガス』を、学校の図書館で読んだのですが、
その切れ味鋭い分析と指摘に、
ずいぶんと感心してしまいました…。

ただ、
そのように感心感動しながら読み終わってみて、
よくよく考えてみると、
この本で感動した「鋭い指摘」というのは、
突き詰めてみると、結局のところ、
「なんで建築に飾りをつけたらいけないの?」という、
ただそれだけの、
子供の質問のような感じのものでした…。

こんな子供の質問のようなものが、
何故それほどの衝撃を与えたのか、
ということに関しては、
少し、その背景のようなものの説明が必要かもしれません…。

と言っても、
その背景も、大して難しい話ではありません…。

話は、以下に続きます...。

http://knakama.seesaa.net/article/397984369.html


仲摩邦彦建築設計事務所

プロフィール

仲摩邦彦建築設計事務所

ひとつひとつ丁寧に取り組んでいきたい、と考えています。

建築は、建築主であるお客様や、様々な条件・環境等の、出会いや組み合わせにより生まれるものであり、それぞれが、その機会でこその個性的なものだと考えています。 「これしかない」と納得できるようなものを...

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