家具を通して、幅を広げる

2015年9月24日



昨日、隙間の時間をうまくつなげて、

家具をいろいろと見てまわりました。


いくつかの家創りで、家具を買い替えるお客様が

いらして、そのお客様にフィットする家具を

探すのが目的です。


最初は、キャメル色の本革ソファから。

見た目のデザインや革の風合いはよかったのですが、

クッションの堅さや革の肌触りが、少し違いました。



こちらは、とあるソファの生地なんです。

布から人工皮革、本革までいろいろです。

こうやってぶら下がっていると、

小さなサンプルよりイメージがしやすいですよね。




こちらは、イタリア家具です。

とてもユニークなカタチ、そして素材です。

やはり、発色のよさが魅力でした。


クッションは、座るとゆっくり沈む感じで、

なかなかよい。

ですが、少々低めなんですよね。

もう少し高いと良さそうです。


有名デザインの椅子というのも

ひとつの方法ですよね。

有名なだけあって、いろいろと工夫がされています。


ただ、お客様らしさという意味では、選択肢にならないようです。



最後は、エレガント+クラシカルなデザインです。


実は、私自身、モダンでミニマルなデザインが好きなので、

こういったデザインの家具を見ることに魅力を感じませんでした。


ただ、お客様に最適なのかどうか?という視点ですと、

フラットな感覚で見れますし、

実は、こういったデザインが持つ素晴らしさに気がついたりできるんです。


結果、とてもこういった家具だからこそ、いつもとは違う

刺激を受けることができました。



ただ、自分が好き!というだけの視点で、家具を見るのではなく、

お客様がどんなデザインが好きそうなのかを考えながら、

いろいろと探してみる。


それが、自分の幅を広げてくれるんです。


その幅によって、よりよい提案をしていけるように

なっていくんだと思います。


お客様らしさ。

それを一緒に探していくプロセスを大事にしていきたいです。


全てはいい家創りのために。

ナイトウタカシ建築設計事務所

プロフィール

ナイトウタカシ建築設計事務所

「らしさ」を引きだして、カタチにします。

人の好みや生活スタイルは千差万別。 だから、私たちが創るものに「これ」という決まったテイストはありません。 理想のカタチは、建築家の考えだけで創り上げることはできないんです。 お客様との対話を...

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