体に優しい家創りへ
2016年5月10日
体に優しい素材。
杉やオークといった無垢のフローリング。
紙の壁紙。
漆喰や珪藻土等の塗り壁。
杉やツガの無垢材で製作した建具。
木部を着色保護する亜麻仁油主体の塗料。
水周りの床にビニルでなくリノリウム。
無垢材で仕上げたキッチンや洗面台。
天然由来の素材を使った、体に優しい建材は
結構たくさんあるんです。
こういった素材は、体に優しいだけでなくて、
遣い込むことで、傷がついたりしながら、それが味になっていきます。
味と思えるかどうかが、大事なポイント。
ここ最近、アレルギーをお持ちのお客様が増えてきました。
できるだけ、自然な素材をうまく組み合わせて、
空気のきれいな環境を創りだしています。
ただし、味と思えるかは、とっても大事なポイントです。
もうひとつ。
素材だけにこだわってもいけません。
外からアレルギーを引き起こすものを室内に持ち込んでしまった場合、
素材だけでは何ともなりません。
空気をきちんと循環させることも忘れずに。
循環するのはいいけど、冬寒かったり、夏暑かったりするのも
体に負担をかけるので、そのバランスも大切です。
いろんなことを、総合的に考えながら、
いろんな側面からみて、体に優しい家創りをしていきたいと思います。
ただし。
だからといって、ナチュラルテイストなデザインでなくてもよいはず。
住まう方らしさがカタチになった家であってほしいですよね。
家創りはとっても奥が深い。
だからこそ、愉しいんですけどね。
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ナイトウタカシ建築設計事務所
「らしさ」を引きだして、カタチにします。
人の好みや生活スタイルは千差万別。 だから、私たちが創るものに「これ」という決まったテイストはありません。 理想のカタチは、建築家の考えだけで創り上げることはできないんです。 お客様との対話を...