リノベーションで大事なことって?

2016年9月27日



昭和を感じるこの家。
細かく区切られた部屋が、何とも使いにくそうです。

ただ、いつも拝見する家に比べて、
結構状態はよい。

もしかすると、このまま表面だけきれいにリフォームしても
暮らしてはいけそうです。

実は、今年に入って、こちらの家のフルリノベーションをしました。

さて。
どうなったでしょう?

近々、竣工写真をご紹介できると思いますが、
工事完了間際の写真がこちら。




同じようなアングルなんですよ。

きれいになっているのは、当たり前ですが
間取りも全く変えてしまっています。

新しい方では、アイランドタイプのキッチン。

気になっていた間仕切りは、可能な限り撤去して
開放感を演出しています。

実は、どうしても構造的に取れなかった壁は、
新しい間取りでも、「そこに壁が必要」だと思えるような
配置にしているのがポイントです。

写真の中にも、そんな壁があったりします。
わからないでしょう??(笑)

こういった構造に関係することは、
新築もリノベーションも経験のある建築家か、工務店の
アドバイスがあるといいですよ。

普段表面的なリフォームの多い会社ですと、
どこの柱が抜いてよくて、どう補強すればよいのかといった
大事なポイントを見逃してしまうことも考えられるためです。


それと。
写真には写りませんが、断熱をしっかりやってます。
見た目だけきれいにしても、快適に暮らせません。

ですので、予算が厳しくても、断熱の改修は、必ずお勧めしています。

こういった戸建住宅のリノベーションは、
それなりの経験のあるパートナーを選定するのが重要です。

新築のように、第三者の検査があるわけでもないので、
構造や断熱といった、家の基本的な機能を損なってしまないように
するためです。

さらに。
ユニークな間取りやデザインを求めるのであれば、
建築家がよいですよ。

そうすると、リノベーションでも、
新築に匹敵する、いや、新築以上の家創りを実現できます!

リノベーションも、家創りの一つの選択肢として
お薦めします。

ナイトウタカシ建築設計事務所

プロフィール

ナイトウタカシ建築設計事務所

「らしさ」を引きだして、カタチにします。

人の好みや生活スタイルは千差万別。 だから、私たちが創るものに「これ」という決まったテイストはありません。 理想のカタチは、建築家の考えだけで創り上げることはできないんです。 お客様との対話を...

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