光の「道」の創り方を大事にしたい

2016年10月11日



こちらの写真。
とある家のワンショット。

明るいリビングですよね。

でも。
よく見てください。

リビングの南側に大きな窓。
ありませんよね。

こちらの家のLDKには、
床から天井まであるような、大きな窓は一切ありません。

こちらの家。
地下鉄の駅から徒歩数分にあるのですが、
周囲は、ぐるりと3階建ての家に囲まれてるんです。

なので、南側に庭を創って、大きな窓では、
年中、光の入ってこない、暗い家になってしまいます。

これがどうでしょう。
この明るさ。

吹き抜けになっているのはわかりますよね。
吹き抜けの上に窓をつければいい。
そんな安易なことでもないんですよ。

敷地をよく見極めて、将来に渡って、
光が差し込んでくる「道」を見極めることが大事です。

こちらの家では、その「道」がドンピシャだったので、
この明るさにつながっています。



ちなみに。
こちらは、3階建ての家の1階にある、主寝室。

どう感じましたか?

明るいですよね!

この明るさ。
実は、トップライトだけから確保しているんですよ。

壁にある窓には、隣家の壁が見えているような状況でも、
天窓によって、ここまで光を感じることができるんです。


こういった、街中の家創りでは、
敷地の読み取り方や、光を導くためのアイデア等
センスや勘、そして経験が大事になります。

ちょっとした違いが、
結果、これだけの差になって実現してしまうんです。

どう感じましたか??

ナイトウタカシ建築設計事務所

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「らしさ」を引きだして、カタチにします。

人の好みや生活スタイルは千差万別。 だから、私たちが創るものに「これ」という決まったテイストはありません。 理想のカタチは、建築家の考えだけで創り上げることはできないんです。 お客様との対話を...

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