坪単価??それって荒っぽいですよ。

2017年12月9日



先日、とある家創りの計画内容をもとにした
見積書をお客様へ提示してきました。

設計がスタートしてから、
毎週のようにお会いして、いろんな想いをカタチにするため、
しっかりと打合せを積み重ねてきました。

その想いを実現するために、いくら必要なのか。

理想も大事ですが、
現実もしっかりつかんでおきたいですね。

こちらのお客様。
当初からはアップになりましたが、
実は、ご主人の想定内だったようです。

結果、ちょっとした変更だけで、
次のステップへ進んでいくことになりました。
よかったです。


正直言うと、私も想定内でした。

当初から、大幅に変更された場合には、
なかなかそうもいきませんが、概ねの方向性が
同じであれば、大丈夫なんです。


プロだから当たり前??


いやいや。
実はそうでもないんです。


もし、最初の概算が、「坪単価」といった曖昧なもので
されていたら、とても危険です。

私も独立当初はそうだったので、
よくわかります。

最終の見積もりになってみたら。。。。。

怖いですよ。


そもそも。
坪単価って、結果であって、手段にはなりえません。

同じ規模でも、形状が違えば、コストは違います。
全く同じ仕様なのでしょうか??
窓の大きさや数も同じですか??

ちょっとした違いのようですが、
結構コストに影響します。


それをひとくくりで、坪単価って。
荒っぽいです。

なので私は、坪単価という概念は、全く使いません。


私がよくする話があります。

「最初のプレゼンに戻してもらえれば、予算内で建てれます」

最初から、手を抜かず、
しっかりとコストを押さえています。

しかも。
適正なコストを知っています。
それを実現できる工務店も知っています。

なので、しっかりコストを押さえた家創りができます。


実は、これって、できてそうで、
意外にも出来てないプロも多いのが現実なんですよ。

デザインが良くても、
素材が良くても、コストが合わなければ建ちません。


そういったコストをしっかり掌握できる
パートナーの選定をお勧めします。

ナイトウタカシ建築設計事務所

プロフィール

ナイトウタカシ建築設計事務所

「らしさ」を引きだして、カタチにします。

人の好みや生活スタイルは千差万別。 だから、私たちが創るものに「これ」という決まったテイストはありません。 理想のカタチは、建築家の考えだけで創り上げることはできないんです。 お客様との対話を...

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