白に白を重ねていくためには?

2018年7月15日



こちらは、家を構成する、いろんな素材のサンプルたち。



フローリング、漆喰、壁紙、建具、キッチンパネル、メラミン

等々。(これでも、全体の一部です)



家は、いろんな素材で構成されているっていうのが

わかっていただけそうです。



これら、すべての色合いを決定していきます。





それにしても、白いですよね。



床は、フローリングやタイルでしっかり色合いがあるのですが、

それ以外は、基本的に白い感じです。



ミニマルなデザインで、とてもスッキリとした家を

目指しているお客様なので、納得いきます。



何か差し色を使うことで、雑然としてしまわないように

しています。





これだけ白いと、ところどころに採用した壁のタイルが、

とてもいいカタチで引き立ちそうです。





そうそう。

改めて、写真をご覧いただきたいのですが。



さりげなく、いろんな白が並んでいますが、

ひとえに白といっても、実は結構幅があるんです。



メーカーが違えば、グレイッシュだったり、

クリームっぽかったり。その濃淡も違います。



白を重ねるからこそ、慎重にセレクトしたいですね。





ここでポイントになるのは、大きな面積になる

漆喰や壁紙の色合いです。



漆喰は素地になるので、

それを中心にしながらも、他の白との組み合わせを

見ていきます。



感覚的ではありましたが、

しっかりとベースになる白を決めていただけました。



白だから簡単というわけではないんですよ。





色決めのプロセスは、お客様の個性が最も現れる

ところでもあります。



しっかりとお客様の好きを色合いに落とし込んでいければと

思います。

ナイトウタカシ建築設計事務所

プロフィール

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「らしさ」を引きだして、カタチにします。

人の好みや生活スタイルは千差万別。 だから、私たちが創るものに「これ」という決まったテイストはありません。 理想のカタチは、建築家の考えだけで創り上げることはできないんです。 お客様との対話を...

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