全館空調を導入するには事前の調整が大事!

2018年10月4日



昨日、とある家創りのため、じっくり打ち合わせ

してきました。



打ち合わせといっても、お客様とではありません。

相手は、設備関係の施工者とメーカーになります。



現在設計中の家で、全館空調+全館換気を採用します。



全館空調+換気のシステムは、簡単に言うと、

一つの大きなエアコン+換気設備で創った、

適切な温度の空気を、家中に回して、

温度ムラのない家を実現する仕組みです。



部屋ごとのエアコンだと、エアコンのない場所は

夏暑かったり、冬寒かったりしますが、

全館空調を採用すると、家中が同じような温度になります。



快適な温度になるんですよね。

冬場のヒートショック対策にも最適です。





このシステムは、一台のエアコンでつくられた空気を

各部屋に効率的に運ばないといけないのですが、

そのために、天井裏に、ダクト(空気を通す筒)を

張り巡らすことになります。



実は、このダクトの経路が問題になります。





何も考えず、設計してしまうと。。。。

工事の時に、ダクトが天井に入らないので、

天井を下げなくてはいけない!なんてことも。。



さらには。。

床をダクトが貫通すると、当然ですが弱くなります。

それを見越して、構造を計画しておかないといけません。



いろんなことを、検証しながら、

整合性を確認しながら、調整が必要なんですよね。





ちょうど、実施設計という詳細図面と

構造図が出てきていたので、それをもとにすり合わせをしました。



実に、2時間半ほど。



しっかりと調整できました。



ちなみに。

詳細図面や構造図がなければ、こういった打ち合わせって

できないんですよ。



現場で慌てても遅いので、

事前にしっかりと調整しておきましょう。







そうそう。



こちらは、家の玄関先にある、大きな物置です。

いわゆるイナバの物置。



玄関先なので、見た目を何とかしたいということで、

外壁を化粧してみたのですが、

思っていた以上に、いい仕上がりになりました。



既製品の物置を使って建てるので、コストも

抑えてできるのもメリットの一つ。



なかなかよいので、別のお客様にも

オススメしていこうかなと思っています。

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