リフォームなのか。リノベーションなのか。

2018年11月11日



昨日、とある家のリノベーションの打ち合わせに

行ってきました。



マンションのリノベーションになるのですが、

こちらでは、一部を解体して、間取りを変更することと、

水回りの取り換え、そして内装仕上げの改修が

工事の大きな内容となります。



すべてを解体して、スケルトンにして、

間取りを一から作り直すのもよいのですが、

そこまでいかなくてもよいケースだってあります。



水回りの取り換えと内装仕上げの張替という

リフォームでも十分な場合もありますよね。



こちらの家でも、一番最初は、そんな流れでした。



でも。

お話伺った時に、ふと気になったことがありました。



「仕事の疲れをいやすため、お風呂はゆっくり入りたい」



肩湯を入れようかなんて話をしていたりしたのですが。。。

現状浴室は、1317タイプ。



脚を伸ばして入ることは難しいです。

ゆっくりなんて難しいよね。

そんな感じでした。



そこで。

思い切って、水回りの間取りを変えてしまって、

浴室自体を、脚が伸ばせる大きさに変更する案をご提案しました。



同時に、少し窮屈だった洗面廻りもゆったりさせて

浴室への動線もゆったりとさせます。



これであれば、これからのことを考えても

安心して、暮らしていけるのではと考えました。



見た目をきれいにすることも大事ですが、

それ以上に、使い勝手の改善や、今後の生活を想像しながら、

改修していくのがよいと思います。



そんなサポートもさせていただいています!






そうそう。



昨日の午後は、大好きなクラシックを聴きに行ってきました。



半年ほど前にチケットを購入していたのですが、

忘れたころにコンサートへ行けるので、なんだか

過去の自分からプレゼントをもらったみたいな感じ。



あっという間でしたが、

とても心地よい、素晴らしい時間となりました。



実は。

ヴァイオリニストの庄司さんが、とっても好きなんですよね。

ここ三回ほど、名古屋のコンサートは行ってます。



もちろん、演奏も、音色も好きなんですが、

もっと、根本的なところが好きなんです。



「演奏家のために作曲家があるのではない。

 作曲家のために演奏家があるんです」



何かのインタビューだったと思うのですが、

彼女が大事にしている考え方なんだそうです。



その言葉に、深い共感を覚えました。



「建築家のためにお客様があるのでなく、

 お客様のために建築家がある」



そんな風に考えているからなんでしょうね。



演奏の技術だけでなく、そういった考え方も

大事なんだと思います。



私も、デザインだけでなく、仕事に対する姿勢を

しっかりしていきたいと改めて思いました。





なんて。

少し理屈っぽかったですね。

ナイトウタカシ建築設計事務所

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「らしさ」を引きだして、カタチにします。

人の好みや生活スタイルは千差万別。 だから、私たちが創るものに「これ」という決まったテイストはありません。 理想のカタチは、建築家の考えだけで創り上げることはできないんです。 お客様との対話を...

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