旧耀堂ビル

2013年7月9日

床暖房や、
太陽熱・メタンガスの利用等々...。

エコロジカルな住宅思想の先駆者ということで、
近頃では、
そのお名前を目にすることも増えてきた、
建築家、山越邦彦...。

「訊ねても語らず、
心を尽くして求め薦めても著書を残さず、
遺言もしな」いままに、
亡くなってしまった、とのことで、
その規格外の、先見性にもかかわらず、
ほとんど知られることのなかった人だったわけですが、
まさに、
ようやく、時代が追いついた、
という感じなのでしょうか...。

そんな山越邦彦の、
数少ない、
そして多分、普通に観ることの出来る唯一の、
現存する建築(ではないかと思う)、
横浜の旧耀堂ビルを、観てきました...。





1931年(昭和6年)、
若き日(31歳)の山越邦彦の建築だそうです...。





初期の近代建築を思わせる、
独特の雰囲気が、漂っていますが、
正直、
残っている、若い頃の、この建築だけで、
何か言われるのは、
彼にとっても、不本意なのではないか、
という気もしなくもありません...。

ただ、そうは言っても、
現在でも、
このように、その建築がのこっていて、
実際に目にすることが出来るというのは、
やはり、うれしいですね...。





https://www.facebook.com/NakamaKunihiko

仲摩邦彦建築設計事務所

プロフィール

仲摩邦彦建築設計事務所

ひとつひとつ丁寧に取り組んでいきたい、と考えています。

建築は、建築主であるお客様や、様々な条件・環境等の、出会いや組み合わせにより生まれるものであり、それぞれが、その機会でこその個性的なものだと考えています。 「これしかない」と納得できるようなものを...

仲摩邦彦建築設計事務所の事例

  • YK-House

    YK-House

  • MS-House

    MS-House

  • OT-House

    OT-House

  • 酒楽和華 清乃

    酒楽和華 清乃

  • 惣菜かぼす

    惣菜かぼす