思い通りの家をつくるために...。
2013年11月11日
先日、
建築家村野藤吾の設計で有名な、
ルーテル学院大学を見学してきました...。
これまでにも、
敷地の外から観たことはあったのですが、
中には入ったことが、ありませんでした…。
その日は、
ちょうど学園祭をやっていたようだったので、
それなら、中に入っても、ご迷惑にはならないだろうと思い、
あちらこちらを、見学させていただきました…。
様々な施設が、
一つながりに、つながっていて、
それぞれが、まるで、
大地から生え出たような、独特の造形...。
さすが、とてもカッコよかった…。
ただ、
外壁の仕上げは、これでいいのかな、
とも思いました…。
アクリル系の、
吹付けタイルみたいなので仕上げられているのですが、
変に光沢があって、
なんか、安っぽかった...。
あの村野藤吾が、
こんな仕上げを選択するはずがないので、
多分、後の補修で、
この仕上げになってしまったのでしょうね...。
雨漏りでもあったのかもしれません...。
まあ、
補修は仕方がないにしても、
その質感には、
もう少し気を遣ってほしかったなあ...。
色が同じで、
なんとなく凹凸した雰囲気が似ていたら、
なんでも一緒、
というわけではないのに...。
村野藤吾の、
独特の造形や、
巧妙なプランニングがあっても、
その質感を変えられてしまうと、
ちょっとなあ...。
やはり、
すべてがそろってこその、建築、
ということなのでしょうね...。
ところで、
このルーテル学院大学のそばだったので、
こちらも、
観に行ってきました…。
三鷹天命反転住宅…。
時間を区切って、
内部の見学会も行われているみたいでしたが、
残念ながら、時間が合わず、
中に入ることは出来ませんでした...。
ただ、
はじめて、近くまで寄って、観てみました…。
何度か、
車で前を通ったり、
本などに載っている写真を観ていたりしたので、
大体の予想はついていたのですが、
やっぱりなあ…、
と思いました…。
話は、以下に続きます...。
http://blogs.dion.ne.jp/k_nakama/archives/11361631.html
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仲摩邦彦建築設計事務所
ひとつひとつ丁寧に取り組んでいきたい、と考えています。
建築は、建築主であるお客様や、様々な条件・環境等の、出会いや組み合わせにより生まれるものであり、それぞれが、その機会でこその個性的なものだと考えています。 「これしかない」と納得できるようなものを...