アンドレアス・グルスキー展
2014年2月22日
国立国際美術館で開かれている「アンドレアス・グルスキー展」に行ってきました。東京からの巡回展ですが、噂に違わずとても良いものが見られて満足。量的にもヘトヘトにならないちょうどいい分量でした。
一番有名な作品は日本のカミオカンデを撮った作品ですが、その他も実に興味深い秀作が集まっています。扱うテーマは多岐に渡りますが、人間の身の回りのスケールと大建築や土木・自然のスケールが共存している事への視線、人工的なものと人工的でないものが共存する事への視線、マクロなものとミクロなものをフラクタルに扱う事への視線、写真と絵画の境界を曖昧にすることで生まれるリアルとは一体何かという視線、あらゆる物事が離散化・デジタル化される中で埋もれ見えなくものへの視線、といったテーマは、やまもとが日々建築設計を行う中で抱えている問題と通底していて、非常にシンクロさせられました。
深く考えなくても、ゴールデンでゴージャスなカミオカンデが気になる方なら、十分楽しめる展覧会ではないかと思います。詳細は以下をご覧下さい。
http://gursky.jp/index.html
http://yyaa.jp
山本嘉寛建築設計事務所 YYAA
素材を活かした設計を心がけています
奈良・大阪・京都を中心に新築一戸建て注文住宅、町家リノベーション、古民家改修、古ビル再生など、用途や規模に関わらず建築にまつわるデザインを行う建築家/一級建築士事務所です。無理・無駄のないシンプル...