遣り方
2014年3月8日
旭区の住宅現場。遣り方(やりかた)を行っています。現場と図面を照合して、どの位置を基準に建物をつくっていくのかを確認します。基準点は周辺にある簡単に移動しない固定物を用います。住宅の場合は、東西南北は境界杭や地先ブロック、高さ方向は近くにあるマンホールの蓋の高さを基準にすることが多いです。特に高さ方向は、敷地に降った雨水をどのように会所に放流するか、微妙な地面の勾配を考えながら設定する必要があるので、現場との調整が欠かせません。
昔は全て手作業で行っていた遣り方も、今ではレーザーであっという間。作業はずいぶん簡単になりましたが、その重要性は今も変わりません。
山本嘉寛建蓄設計事務所
http://yyaa.jp/
- 前の記事:市街化調整区域の計画
- 次の記事:ハコ型住宅のエスキス
山本嘉寛建築設計事務所 YYAA
素材を活かした設計を心がけています
奈良・大阪・京都を中心に新築一戸建て注文住宅、町家リノベーション、古民家改修、古ビル再生など、用途や規模に関わらず建築にまつわるデザインを行う建築家/一級建築士事務所です。無理・無駄のないシンプル...