都会的リノベーション
1998年に完成したなづな工房第一作“the cradle”は、大阪市内に住む若い家族が、自然の中でひと時を過ごすための週末住宅であった。それから10年。幼かった子供たちも成長し、今度は、会社の創業の地に所有する4階建ての鉄骨ビルを全面改修し、都会的暮らしを楽しむための住宅を設計することとなった。 中高層ビルが建ち並ぶ、まさに大都市の一角。しかしながらこのブロックは、まだ懐かしい大阪の町中の風情が残されたエリアでもある。 一階をガレージと玄関、2階は子供室とゲストルーム。3階にLDK、4階を主寝室と洗面・浴室といった構成である。3階をLDKとしたのは、周囲の喧騒との距離感を考慮したためで、そのため、玄関から3階までのアプローチは、移動が苦痛にならない演出に配慮した。 ベランダもなく、外との関係も求められない極めてシンプルな直方体に、LDKを配置する。階段室をフロストガラスで間仕切り奥行感を出し、造付家具と壁材で壁の陰影を作った。LDKは一体であるが、オリジナルのオープンキッチンに間仕切り家具的要素を加え、作業場であるキッチンとダイニング・キッチンの間に微妙な結界を作った。 計画段階から施工まで、施主は、2回目になる協働作業も、十分楽しんでもらえたようだ。
作品名 | 都芯楼 |
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ジャンル | 都市型住宅,リフォーム・リノベーション,現代建築・現代住宅 |
所在地 | - |
写真の撮影者 | studio REM 平 桂弥 |
土・自然素材・古民家をテーマがテーマ
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