再開の家|リチャード・ノイトラ

施主の生活を尊重する建築家

【 リチャード・ノイトラ 】

リチャード・ノイトラ (Richard Joseph Neutra) は、1892年のオーストリア・ウィーン生まれ。1923年にアメリカに移住して6年後に帰化する。20世紀中頃にアメリカで活躍した建築家である。

近代建築の三大巨匠の一人、フランク・ロイド・ライトのもとで働いた後、自身の事務所を開くまで、親友のルドルフ・シンドラー邸で生活と仕事を共にしたという経歴を持つ。

リチャード・ノイトラは、施主から緻密なアンケートを行い、施主の生活を尊重する設計をしていたことで知られている。

1949年にアメリカ・ロサンゼルスの郊外に再開の家を意味するリユニオン・ハウスを建てた。離れて暮らす家族が再会する場所をイメージしたという。

リチャード・ノイトラの主な作品
1927年:健康住宅(ロヴェル邸) カリフォルニア州ロサンゼルス
1935年:フォン・スタンバーク邸 サンフェルナンドバレー
1937年:ミラー邸 カリフォルニア州パームスプリング
1938年:エマーソン中学校 カリフォルニア州ウェストロサンゼルス
1939年:ワードバーガー邸 カリフォルニア州ハリウッド
1940年:シドニー・カーン邸
1946年:カウフマン邸 カリフォルニア州パームスプリング
1948年:トレメイン邸
1952年:ムーア邸 カリフォルニア州オジャイ (AIA賞受賞作)
1960年:ボンド邸 カリフォルニア州サンディエゴ
1960年:海軍航空基地 カリフォルニア州レムーア
1963年:在パキスタンアメリカ大使館 カラチ
1964年:クーンズ邸 カリフォルニア州ロサンゼルス
1968年:デルコート邸 

  • 2013年1月7日
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