菊竹清訓 東光園

東光園
鳥取県米子市皆生温泉3-17-7
http://www.toukouen.com/

本館「天台」は、愛知万博総合プロデュースを手がけた建築家・菊竹清訓氏による設計。出雲大社を思い描き築かれたそのたたずまいは、空に浮かぶ楼閣のよう。
巨大な梁で上層階を吊る大胆な工法は、鳥居の建築法を用いた独創的デザインです。客室からは、遠くに大山の雄姿、眼下に敷地内の大庭園を見渡すことができます。

菊竹 清訓
福岡県久留米市出身。早稲田大学理工学部建築学科卒業。1950年竹中工務店、1952年村野・森建築設計事務所を経て、1953年に菊竹清訓建築設計事務所を開設。

1960年代後期から70年代にかけ、独自のデザイン論である『代謝建築論 か・かた・かたち』を掲げ、黒川紀章らとともに建築と都市の新陳代謝、循環更新システムによる建築の創造を図ろうとするメタボリズムを提唱する。1995年に早稲田大学より工学博士号を取得(博士論文「軸力ドームの理論とデザイン」)。早稲田大学理工学部講師(1959年)、千葉工業大学教授(1989年)、早稲田大学理工学総合研究センター客員教授(1993年 - 1998年)を歴任。2000年にユーゴスラヴィア・ビエンナーレにて「今世紀を創った世界建築家100人」に選ばれている。また、2005年に行われた愛知万博の総合プロデューサーを務めた。

2011年12月26日、心不全のために死去。83歳没。

1960年代の後半の数年間、菊竹の事務所に勤めた経験を持つ伊東豊雄は、菊竹を「恐らくこのような狂気を秘めた建築家が今後あらわれることはないだろう」と高く評価している。
  • 2012年3月6日
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