アメリカンチェリーのアイランドカウンターと出窓の棚
高尾のMさんのところにアイランドカウンターの納品と、キッチンの窓に棚板をつけるというちょっと変わった工事を行うため、お昼過ぎから出発。
セミが鳴き声トンネルのような道々を抜け、私にとってもうその道程がお馴染にもなりつつある多摩御領のそばまで到着。
カウンターは、ダイニングにポンと置かせて頂くだけで終わりましたが、キッチンの窓に棚を取り付けるのに1時間ほど作業時間を頂いて完了。
今までは簡易的に渡した板の上で、まな板を乾かしたり、緑を置いていたりしたのですが、これでしっかりした場所ができましたね。
アイランドカウンターも、奥様の念願の家具。
「キッチンはあえて、子供ができた時には、手を延ばせばすぐ届くようにって、壁付けのキッチンを選んだのです。アイランドも憧れたんですが、子供に呼ばれた時に、ぐるっとキッチンを回り込まないとダイニングに行けないからってどこかで聞いたことがあって、なるほどって思ったのです。」
「でも、実際にこうしてキッチンに立っていると、家族だけの時は良いのですが、お客様がいらっしゃったときなど、自分が背を向けているのが、見えているのもあまりしっくりこないなってずっと思っていたのです。」
「だから、こうして皆さんが居る時は、このカウンターの前に立っていられることで自分の気持ちの拠りどころができました。とてもうれしいです。」
なるほど。
テーブルに座りながらいろいろなお話を聞かせて頂くのですが、このテーブルもMさんのお宅に来てもう丸六年が経ちます。早いなあ。
あの時は、Mさんに「今度子供ができたんです。」ってうれしそうに教えてくださったのですが、その子ももうすっかりお兄ちゃんで、来年からは小学生。だんだん、格好つけていっちょ前になってくる年齢だ。早いなあ。
http://freehands.exblog.jp/7267787/
そういう大事な時期に一緒に居させてくださった、それはとてもうれしいこと。
ありがたいこと。
これからもずっとよろしくお願いします。
-------------------------------------------------------------
our web site注文家具屋 フリーハンドイマイ
今井 大輔(フリーハンドイマイ) さんの記事
-
OZONE CRAFT WEEK 2018 青空個展アートクラフトへの参加、無事に終わりました。
今回は初めての場所での開催ということで選んだのですが、自分達の憧れの場所で行なわれるマーケットなら、きっと沢山の人に観てもらえて、私たちをより知ってもらえるどろうと思ってい...
-
チェリー柾目の魅力
先日取り付けた三鷹のOさんの食器棚。久しぶりにアメリカンチェリーの柾目の突板を使いました。 チェリーという木目の印象や色を好まれるかたには、なるべく一度お伝えしているのが「...
-
ちがう形
いまさらながら、全部ちがう形だよねって。 同じ形なら作ることは簡単になってくるのかもしれないけれど、少しずつみんな違うことが当たり前なのでやっぱりそれを形にするのは大変...
関連する記事
-
ブラックウォールナットと、鏡面ホワイトのオーダーキッチンたち
1階のお父さんお母さんが過ごすキッチンは白い鏡面仕上げのキッチン。 「あたしはね、どんな形のキッチンでも大丈夫よ。だから、お任せするわ。」と言っていたお母さんの...
-
ナラ節アリ材を使ったキッチンダイニング背面収納
海を渡って舘山まで。製作を担当したコバヤシ君とカナイ君とノガミ君の3名でSさんの取付に行ってもらいました。 10月からお話を進めて約半年でようやく家具をお持ちすること...
-
アイアンフレームとナラ節アリ材をアイランドキッチン
Oさんのリビングにキッチンが無事に据えられました。 壁や床が現れてくると、この場所がどのようの表現されるのか今から楽しみです。
-
引き戸の魅力
「やっぱり開き扉よりも引き戸にして良かったです。」Fさんのお宅を訪ねた時にそう言われました。 Fさんのキッチンは独立したキッチン。子供の時分に昔懐かしかった母親がこも...
-
懐かしい印象
Tさんから頂いていたイメージは懐かしい印象というキッチンにしたいということでした。 イメージを形にする作業は難しいなあといろいろ勉強になったのでした。 昨日の雨上がりに...