チェリー柾目の魅力
先日取り付けた三鷹のOさんの食器棚。久しぶりにアメリカンチェリーの柾目の突板を使いました。
チェリーという木目の印象や色を好まれるかたには、なるべく一度お伝えしているのが「柾目を使うのも良いですよ。」というお話です。
無垢材だとこんなに贅沢な木取りはなかなかしないので、突板ならではの表情なのかもしれませんが、このスゥっとした心地良い緊張感は柾目だから出てくるのです。
チェリーの板目の優しいラインやところどころに現れるガムスポットの良いリズムはそれはそれでとても魅力なのですが、チェリーの柾目はまた独特の空気があります。
それを強く教えてくれたのは、「すきな柄」品川のKさんかも知れません。独特の見方を私に教えてくれた不思議な方でした。でもあのでき上って1年経過した時にお伺いして見せてもらった柾目の上品な感じは、とてもすてきでした。
その魅力を今回はOさんにも理解して頂いて、できあがったのがこの形です。
使う人と作る人の対話があってこういう形が生まれるのです。
私たちが皆さんに提供できるのはそのような素晴らしい対話の中から生まれた形です。
今井 大輔(フリーハンドイマイ) さんの記事
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