イランから学ぶ収納【キッチン】
イランも暑い夏になっているようです。毎日、日中は36°超え。。。40°近くなることもしばしば。
でも、日本と比べると湿度が低くカラっとしているので、体はちょっと楽なようにも感じました。
昼間と夜の気温差が10°近くはあるので、夜も涼しく感じたように思います。
今回はキッチン編を。
「リビング編」に引き続き、イランのキッチンもすっきりとしていましたよ。
街にはキッチンリフォームの会社も多く見られ、ショルームもそれぞれ個性的でした。
デザインにこだわるお宅はこんな雰囲気。
かなりお部屋のアクセントになっていました。出入りは微妙にできませんので、入口はこちらから。
余計なものがない。
加工食品のストックがほとんどない。
食器の色や種類が揃っている、(これが気持ちいいのです。)という点が印象深いです。
来客が多いので、30~50人分は招くことができるように、揃った食器がたくさん並びます。
来客前はこんな感じにすべてを出して準備していきます。
スパイスラックは奥行内寸12cmほどの収納に、キャニスターにちゃんと分けて収納されています。
これは、イランではスパイスや粉ものなど、ほとんどのものが量り売りなので容器がなくては困るのだと思います。でも、ゴミも少なく、エコなのではないかしら。
シンク下はだいたいどのお宅もこのぐらいのものしかありませんでした。(工事の仕上げは雑ですね・・・。)
素材そのものを買い、加工品などはほとんどありません。
何が入っているのかわからないものは食べない、という精神がどの家庭にもあるようでした。
びっくりするほど外食はしないですし、外食産業もケバブサンド屋さん、ピザ屋さん、水タバコを楽しむお店、ぐらいなものだったように思います。
多様な食文化を受け入れ、四季で器を楽しむ日本では難しい面もあるかもしれませんが、食器棚やパントリーを見渡してみると使っているものは限られているかもしれませんね。
たくさんのお宅を拝見していると、ギュっと詰まったキッチンがよく見られます。
賞味期限切れの食品や使っていない器、いただいたけれど食べないもの、などなど、不要なものを取り除くだけでもスッキリとします。
イランの収納を見習って、「本当に使っている必要なものだけ」にしていきましょう。
鈴木君枝(収納アドバイザー・suzukuri代表) さんの記事
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