後継者であり、理解者
2014年5月6日
フランク・ロイド・ライトが、
「MY SON(私の息子)」と呼び、
絶大な信頼を寄せた、建築家、遠藤新…。
元々、ライトの作品を、
海外の出版物で見て、憧れていた彼は、
そのライトが、期せずして、
帝国ホテル建設のために来日し、
日本人のスタッフを探している、ということを聞きつけ、
願ってもないチャンスと、駆けつけた、といいます…。
はじめて憧れのライトに会った時の気持ちを、
後に、こんな風に書いています…。
「げにも天才は不思議。
それが現在生きていることは更に不思議。
そしてその天才と親しみに浸り思慕の情を傾ける立場にいることは
更に身にとっての不思議」…。
その後、
帝国ホテルの工事は、困難を極めます…。
工期の遅れや、大幅な予算オーバー等、
様々なトラブル…。
結局、
一部オープンを見届けて、
ライトは事実上解任されることになり、
残りの仕事を遠藤新に託して、帰国します…。
自らのスタッフを率いて、
帝国ホテルを完成まで導いたのは、
遠藤新でした…。
話は、以下に続きます...。
https://www.facebook.com/NakamaKunihiko/posts/700219230037288
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仲摩邦彦建築設計事務所
ひとつひとつ丁寧に取り組んでいきたい、と考えています。
建築は、建築主であるお客様や、様々な条件・環境等の、出会いや組み合わせにより生まれるものであり、それぞれが、その機会でこその個性的なものだと考えています。 「これしかない」と納得できるようなものを...