オーソドックスなものを...。

2014年6月23日

1960年代から70年代にかけて活躍したバンド、ドアーズの、
初期作品のプロデュースを務めたポール・ロスチャイルド...。


彼の、
こんなエピソードを、雑誌で読んだことがあります…。




ポール・ロスチャイルドは、
ドアーズのメンバーに、
当時の流行を反映した、
派手なエフェクトの使用を禁じていたのだそうです…。


それは、こんな理由で...。


「君たちのレコードが20年後にも聴かれているようにするためだ」...。




ポール・ロスチャイルドは、
バンドが持っていた特異な音楽性と、
オーソドックスなブルース・ロックとを融合することを狙い、
その結果として、
初期の名作群をつくりあげる立役者になった、とのことです…。




このアドバイスが、功を奏したのか、
20年どころか、50年近く…。


生まれる前に発表された作品であるにもかかわらず、
私は、今でも、時々、聴いていて、
確かに、あまり飽きることがありません…。


やはり、
「飽きのこないデザイン」というものは、
そのように、「オーソドックス」なものなんだなあ、
と、思ってしまうようなエピソードです…。




私も、日頃、
あまりにも面白すぎるアイデアは、
すぐに飽きてしまう、と感じることが多いため、
この、ポール・ロスチャイルドのアドバイスは、
納得出来るもののように思います…。




というワケで、
「オーソドックス」なものを、つくり続けていれば、大丈夫…。
常に、いいものが出来る…。




ということであれば、
それでもう、何の問題もないのですが、
どうも、そうとばかりは言えないような気もするので、
話がややこしくなってしまいます…。






話は、以下に続きます...。
https://www.facebook.com/NakamaKunihiko/posts/724617177597493

仲摩邦彦建築設計事務所

プロフィール

仲摩邦彦建築設計事務所

ひとつひとつ丁寧に取り組んでいきたい、と考えています。

建築は、建築主であるお客様や、様々な条件・環境等の、出会いや組み合わせにより生まれるものであり、それぞれが、その機会でこその個性的なものだと考えています。 「これしかない」と納得できるようなものを...

仲摩邦彦建築設計事務所の事例

  • YK-House

    YK-House

  • MS-House

    MS-House

  • OT-House

    OT-House

  • 酒楽和華 清乃

    酒楽和華 清乃

  • 惣菜かぼす

    惣菜かぼす