集大成ではなく出発点
2014年6月30日
大学の卒業証書を手にすると、
そのまま、東京を発ち、
シベリア鉄道経由で、17日間をかけて、パリへ…。
建築家、ル・コルビュジェとの、
歴史的な対面…。
そして、
彼のアトリエへと飛び込み、
それからの2年間を、そこで過ごすことになった…。
建築家、前川國男の若き日の、
有名なエピソードです…。
1928年…。
ル・コルビュジェは、42歳…。
まだ、
「建築界最大の巨人」だったわけでは、
ありませんでした…。
ただ、
彼の建築が、世界的に注目され始めた時期であり、
前川國男は、
そうした20世紀の近代建築の最前線、
とでも言うべき場所で、
2年間をすごすことになりました…。
1930年、帰国した前川國男を待っていたのは、
経済恐慌の余波を受けての不況…。
なかなか勤め先がなかった、といいます…。
資生堂パーラーのボーイにでもなろう、と友人に相談した、
なんていう話もあります…。
そんなこんなで、
やっとのことで決まった勤め先が...。
話は、以下に続きます...。
http://knakama.seesaa.net/article/400699308.html
仲摩邦彦建築設計事務所
ひとつひとつ丁寧に取り組んでいきたい、と考えています。
建築は、建築主であるお客様や、様々な条件・環境等の、出会いや組み合わせにより生まれるものであり、それぞれが、その機会でこその個性的なものだと考えています。 「これしかない」と納得できるようなものを...