2012年8月3日


とある山間の村に行く。途中立ち寄ったした川のほとりに小さな祠を発見。岩山を背にして設えられた姿が何とも美しい。榊も青々としていて、お祀りしている人がいる事を伺わせる。手水がなかったのでそこは省略させていただいて二礼二拍手一礼をし般若心経を読ませていただいた。読んでいて山の空気が抜けて行く様な清々しい気持ちとなったのは言うまでもない。何とも有りがたい事。社の大きさ小ささは自分と関係しない。

社というと最近ちょっと残念に思う事がある。近年建て替えられている神社の多くが木造の形に似せたコンクリート造になりつつある事だ。木造にこだわれば良いという事でもなく、もちろんコンクリートがダメな訳でもないのだが、木には木の特性がありコンクリートにはコンクリートの特性がある。形状を真似るまでもなく素材には適した使い方がある。形は周囲環境とプログラムから導き出されるものであるし、譲れない要素を別として現代に相応しい社の作り方があるように思うのだがどうだろう。悠久の時を隔てる神社だからこそ、その点どうにかできないものだろうか。チャンスがあれば提案してみたい。

竹中設計事務所アシュ

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名古屋のローコスト住宅を得意とする事務所

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