地鎮祭
2012年8月19日
朝から暑い日でした。現地に着いたらすでに日除けのテントがあって神棚も設えられ、小さな会場がそこに出来てました。私も早めに到着する予定だったのですが、事もあろうかお供えのお酒を事務所に忘れている事に気づいて途中取りに帰る事に。遅刻はなんとか免れましたが危ないところでした。一応設計監理の立場として(?)ジャケットにネクタイという格好だったので現場に着いた頃には越汗だく。あ、私、車持ってないんですよ。どこに行くにしても公共交通機関と自分の足が基本。もちろん途中走りました。暑さなんか関係ないですね、こういう時♪
しかしながら着いてびっくりしたのは神主さん。頭がつるつる丸坊主。すっきりされてましたねえ。いやあこの頭でこの風貌でしょ、ヤ◯ザに間違われちゃって困るんだわー。抗癌剤やってるから全部の毛が抜けちゃって汗はそのまま目に入ってくるしでもう大変。大変だけどその症状は快方に向かっているらしく、どこか明るいものでした。
そんな神主さんに祝詞を上げていただいて降神の儀。おおおおおおーとその神主さんが声をあげます。これは神様が降りてくる音なのかなと思ったらそうではなくて扉が開く時の音なんだとか。どういう扉なんでしょうね?すごく大きくて重いもののような気がしています。
祝詞がさらにいろいろと続いてお祓いもしていただいて。玉串を神棚にあげる時が来ました。回転は・・・右だよな、右っ。頭の中でわかっていても間違えそうになります。前の人の動きをよーく見て、はい、なんとか完成。神様よろしくおねがいします。
ひととおりを終えて神様にはもう一度神様の国へ戻っていただくのかな?結びは昇神の儀です。やはりおおおおおおーと、とても抗癌剤治療をしている最中とは思えない底力のこもった神主さんの声で儀式のぜんぶが終わりました。
お施主さんはご夫婦で見えられてました。まだ籍を入れられたばかりで式もこのあともうすぐ。こういうお二人の家を設計できて私は幸せ者です。そうだ、良かったら模型、式の会場に持っていきますよ。どこでしたっけ?わかりました、あとはググって調べておきますね。。。
工務店といくらかの打ち合わせをして現場を後にしました。振り返ると現場の周囲は夏草が元気に生い茂ってました。草がたくさん生い茂るのは土地の力がある証拠だとどこかで読み聞いた覚えがあります。土地の力って何かなと思わなくもないんですが、世の中全て数量化できる訳でもなく、何かそれはそれでとても重要なものと思っています。
こうしてふたたび、新しいスタートとなりました。どうか無事に家が完成しますように。
竹中設計事務所アシュ
名古屋のローコスト住宅を得意とする事務所
名古屋近辺で坪単価50〜60万円台の住宅を得意とします。ハウスメーカーで納得されない方はぜひ一度ご相談ください。よろしくおねがいします!