地鎮祭ってなぜするの?
2015年12月18日
それでは前回の地鎮祭についての
続きです。
(2回目)
<地鎮祭ってなぜするの?>
地鎮祭(じちんさい 正式:とこしずめのまつり)は
一般に「じまつり」などとも言われます。
その祀る目的は大きく2つあります。
一つに
国土の守護神、その地域の神様、その土地の神々を
鎮め土地を利用させてもらうための許しを請う儀式です。
二つに
工事の無事進行・完了と土地・建物が末長く安全堅固であることを
祈願するものです。
やはり日本は八百万(やおよろず)の神の国ですね。
もちろん「神道」からのお話ですが・・・。
それでは、仏教での仏式って?
地鎮祭は、大きく分けて
神道でやる 「神式」と
仏教でやる「仏式」があります。
日本では稀と思いますが
キリスト教での地鎮祭もあります。
ちなみに仏式の儀式の場合は、地鎮祭を「起工式」といいます。
起工式の精神は、
今からこの家が建てられるのも、
人々の「ご縁」のお陰であり、
ようやく建築の運びとなったご縁に感謝する心で、
家を建てられる事を
お互いに祝福し合って
喜びを御仏に感謝申し上げる儀式だそうです。
また、この工事が安全に行われ、
良い建築を完成させる事を
仏前に誓う儀式でもあるようです。
要するに
信仰する神様や人へのご挨拶は違えども
工事が無事故でつつがなく終わりますように
お願いする儀式であることは同じですね。
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岩瀬隆広建築設計
想いを諦めないアイデアいっぱいの家
熊本の住宅設計を中心に新築からリノベーションまで限りある予算の中でも「質の高い心地よい住空間」を提案しています。「想い」をあきらめないアイデアいっぱいの家を目指すパートナーとしての一級建築士事務所...