作者と作品

2012年12月7日

NHK-BS『世界のドキュメンタリー』という番組で、
『シリーズ 世界の貧困』という特集をやっていて、
世界各地のドキュメンタリー監督8人が製作した番組を、
続けて放送していました…。

かなり面白くて、
ずっと観ていたのですが、
何と言いますか、
「格差」という問題は、
最早、来るところまで来ているのだなあ、
と思ってしまいました…。

そして、
こうなってくると、本当に、
『ブレードランナー』のような世界が出現する日も近いのかもしれない、
と思ってしまいました…。

映画『ブレードランナー』の舞台は、
豪華な超高層ビルが建ち並んでいる、一方で、
そのすぐそばには、
雑然とした、スラムのような地域が出来ている、
というような都市でした…。

かなりの富裕層が、
豪華な暮らしをしている高層集合住宅のすぐそばでは、
職も住処も失った多くの人たちが彷徨っている、というのは、
まさに、
そのドキュメンタリーで放送されていた光景でした…。

貧富の差が極端に大きくなった今こそ、
いよいよ、
この映画で描かれていた近未来世界が、
実際に出現する条件が整ったように思ってしまいました…。

ところで、この映画、
ネットで見てみると、
時代設定は、
2019年の話らしいですね...。

実は、もうあと数年後の話なのですね…。

実現の時期まで、
かなりの精度で当たっている感じ...。

『ブレードランナー』は、
私が観たのは、多分ずっと後のことだったと思いますが、
最初に公開されたのは、1982年のことだったそうです。

監督のリドリー・スコットが、
経済問題などに、
どのぐらい詳しい人だったのかはわかりませんが、
「これから30年もすると、貧富の差が拡大して、
その結果として、
このような都市が出来上がるに違いない…」、
といった具合に、
理詰めで考えた末に、
こうした近未来世界のイメージを、
描いたわけではないと思います。

それでも、
かなりの精度で、30年後の未来のイメージを、
探り当ててしまっているわけですよね…。
改めて、驚いてしまいました…。

話は、以下に続きます...。
http://blogs.dion.ne.jp/k_nakama/archives/11011079.html

仲摩邦彦建築設計事務所

プロフィール

仲摩邦彦建築設計事務所

ひとつひとつ丁寧に取り組んでいきたい、と考えています。

建築は、建築主であるお客様や、様々な条件・環境等の、出会いや組み合わせにより生まれるものであり、それぞれが、その機会でこその個性的なものだと考えています。 「これしかない」と納得できるようなものを...

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