地盤改良でない部分転圧工事が終了しました。
2017年5月13日
1年以上ご無沙汰しておりましたブログを再開します。
現在着工しました戸建新築工事の進捗状況をUPします。
建設地は造成から6年経ったひな壇状の分譲地で
道路から2m弱の高さに位置します。
この土地の地盤調査の結果
擁壁の高さの安息角より
<安息角:土・砂などの堆積(たいせき)物が崩れないで安定しているときの、
斜面と水平面とのなす最大角度>
深い位置に基礎が無いため
最終的に
部分転圧工事を選択しました。
部分転圧工事を簡単に説明しますと
地盤の緩い一部分の場所だけを掘り起して
地面を締める固化材と一緒に埋め戻し
30cmごと
入念に転圧をする工事です。
①掘り込み
②埋め戻しと固化材投入
③撹拌
④ランマーでの転圧
ん? 地盤改良工事?と考えそうですが
業者曰く
地盤改良ではなく地業(ちぎょう)ということで
基礎の下の地盤を締固めするための
砕石や割栗の転圧と同じ工事だそうです。
建物が接する地盤全体を補強する
地盤改良(表層改良、柱状改良、小口径鋼管杭)
に比べ
工期が早く、
コストが安く、
何より土地の価値が下がらないということです。
工事は1日で終了でした!
岩瀬隆広建築設計
想いを諦めないアイデアいっぱいの家
熊本の住宅設計を中心に新築からリノベーションまで限りある予算の中でも「質の高い心地よい住空間」を提案しています。「想い」をあきらめないアイデアいっぱいの家を目指すパートナーとしての一級建築士事務所...