ブログを再開します。 今だ熊本地震の余震が続くなかで・・・

2016年5月10日

ブログ再開です。


事務所の所在地は、

一番被害の大きかった益城町のすぐ隣で、

結構、機器が損傷しましたが

ようやく 

作業に必要な電気機器等の復旧が終わりました。

まず、一歩前進です。



さて

2016年4月14日 21時26分 前震 震度7 M6.5

事務所で仕事中 

突然

下から突き上げるような超巨大な揺れが襲い

気が付くと本棚の下敷きとなり

本の山に埋もれていました。



辺りは、真っ暗となり

遅れて緊急地震速報の警報だけが

鳴り響いていました。



揺れが止まるや

すぐに外に出ようと

手探りで前進。


しかし家具や本、電気機器が倒れ

なかなか玄関までたどり着かない。



普段は10歩程度で外に出れるのに・・・。



全身の感触で物にぶつかりながら

ようやく外に出ました。



これが熊本地震の始まりでした。


続いて

2016年4月16日 1時25分 本震 震度7 M7.3

自宅のマンションで家族熟睡中

前回より大きく長い揺れの地震でした。



揺れが止まるのを待ち、

わが子を抱え、妻と共に外へ逃げました。


前回の教訓で

室内に避難通路を確保していたため

すぐに出ることができました。



しかし、前の家屋は倒壊。


皮肉なもので

星空の視野が広がっていました。



同じ場所での2度にわたる大地震は、

日々の生活の中で当たり前に存在した世界が、

一瞬で崩壊してしまう自然の驚異を

体験することになりました。



私は、建築士です。

建築物を生み出すうえで

地震に対して十分考慮し設計監理しています。


しかし

あくまで過去のデーターのもとでの話です。


今回

この大地震を語る学者さんの説明内容や

自分の体で経験し思うこと。


それは、

自然の驚異対し

人間に計り知ることはできない

と強く感じました。



そんな中

普段感じることのできない

人とのつながりの大切さを

感じることができました。


私たち家族は、2週間程度

避難所生活をしましたが

過酷な状況である中でも

多くの人たちの

思いやる心を見たり触れたりし

本当に

日本人で良かったと

心から思いました。





最後に

地震による現況を少しおはなします。


私が被災現場を歩き見る中で

家屋の損傷、崩壊に限定すると

明暗の別れた大きな要因に

その土地に建つ地盤の軟弱度と

1981年の新耐震基準の前か後で

大きく差が出たようです。






前震で目立つ被害は

ブロック塀や擁壁の倒壊が多く

それによる道路が遮断される状態が

多々見られました。


もし火災が発生していたらと思うと・・・。

怖い 怖い!!




ということで今回はここまでにします。


以上ブログ開始のお知らせでした。

岩瀬隆広建築設計

プロフィール

岩瀬隆広建築設計

想いを諦めないアイデアいっぱいの家

熊本の住宅設計を中心に新築からリノベーションまで限りある予算の中でも「質の高い心地よい住空間」を提案しています。「想い」をあきらめないアイデアいっぱいの家を目指すパートナーとしての一級建築士事務所...

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