プレカットって?すんごい大事です!!

2018年10月6日



何だか真面目な感じのショットですよね。



それもそのはず。

昨日は、とある家創りのため、プレカットの打ち合わせした。



プレカット??

と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。



プレカット=事前に加工する

という意味合いでしょうか。



大工が家を創る。

というと、材料を搬入して、大工道具を使って、

材料を加工して、順次くみ上げていく。



家創りの醍醐味なのかもしれません。



ひと昔前までは、その光景はさほど珍しくなかったのですが、

今では、ほとんど見かけません。



理由は。。

材料の加工は、事前に工場でしてくるからです。



現場では、加工された材料をくみ上げるだけなんです。



事前に工場で加工する=プレカットする

という意味だったんです。



このプレカット。

事前の打ち合わせを間違えてしまうと、

大変なことになります。



そうですよね。

材料を搬入したら、組みあがらないとか、

組んだけど、違っているとか。。



建て方がストップしてしまいます。



なので。

工場の加工前の打ち合わ=プレカット打ち合わせは

とても重要です。



昨日は、その打ち合わせなので、慎重で

緊張感のある雰囲気でした。



もちろん。

問題なく完了しましたよ。





この打ち合わせをして、いつも思うことは、

構造計算が大事だということ。



しっかりとした計算根拠に基づいた構造図面があるからこそ、

それに倣う形でフレームをチェックすればよいのですが、

構造図がないと、チェックするための資料すらありません。



何を根拠に打ち合わせするのか・・・・





実は。。

構造計算をしない木造の家は、

このプレカット工場の作成する図面だけが手がかりで、

根拠はそれだけなんです!!??



構造計算書はありませんよ。

どう思われますか??



実は。プレカットに限りません。

構造計算すると、標準的に工事される基礎で

計算上NGになることも結構あります。



ベタ基礎だからって、すごいわけじゃないんです。

「計算根拠のある」ベタ基礎は大丈夫ですけどね。







私は、お客様に安心して暮らしていただきたいので、

しっかりとした根拠のある家にしています。



その辺は、しっかりと確認してみてくださいね。

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