薪ストーブのある住まい(3事例)
2021年4月23日
日頃住宅の設計を手がける中で、数年前より薪ストーブを設けたいという建て主さんが多くなってきたように思います。
背景としては、エコロジーへの関心や、家での暮らしに癒しや豊かな時間を与えてくれると共に、見た目にも暖かな雰囲気を醸し出すことによるものと思います。
空気を汚したり乱したりせずに暖気が放射される薪ストーブは、不快な温風を感じることがない暖房であるだけでなく、世間の喧騒を忘れさせてくれる時を与えてくれるものです。
また電気が不要なので、停電や災害時にも暖が取れ、調理や夜の明かりにもなるエネルギー源ともなるものです。
コロナ以前からニーズが高まった薪ストーブのある暮らしですが、ニューノーマル時代といわれる今日の住まいにおいては、更にニーズが高まると同時に、お勧めができるものと考えています。
以下に、近年手がけた住宅の中から、薪ストーブを設置した事例をご紹介します。
↑上の3枚の写真は、カントリー調のインテリアを希望された建て主さんの家(烏山の家)の薪ストーブです。
雁行するリビングとダイニングの中間、吹き抜けの下部に設けたものです。
上階の寝室やワークスペース、子供部屋からこの吹き抜けを介して薪ストーブの暖気が伝わる住まいです。
↓下の2枚の写真は、ダイニングとは独立したリビングルームがある住宅(府中の家)に設けた薪ストーブです。
↓下の2枚の写真は、ワンルーム形式のリビングダイニングの中に、室内階段を背にする形で設けた家(大泉学園の家)の薪ストーブです。
薪ストーブを設けた吹き抜けのあるリビングを家の中心とした住宅です。
上階のたたみの間やワークスペース、寝室からこの吹き抜けを介して薪ストーブの暖気が伝わる住まいです。
- 前の記事:ニューノーマル・ワークスペース例③
中川龍吾建築設計事務所
自然素材を活かした住宅の設計
戸建住宅や2世帯住宅を中心とした住まいの設計を手掛ける東京都内(練馬区)の建築設計事務所です。 機能的で暮らしやすい快適な家 自然素材を生かした家 住宅密集地でも明るく風通しの良い家 耐久性とメ...