かくれた要望

2013年4月12日

実際にお会いするまでの依頼者さんの要望事項というのは、大抵は特徴のないものです。文字にすると恐らく何を書いていいのかよく分からず、結局はリビングの広さが〇〇、個室は〇〇室、明るくて、白っぽく、そこに少々特徴的なエッセンス(ガレージが欲しい、平屋がいい、薪ストーブが欲しいなど)が加わります。

細かく設計条件を設定できる方はほとんどいらっしゃいません。なぜならその設定が本当に実現できるかの判断が難しいからです。また取りこぼしも一杯あります。誰かが整理整頓して設定しないとまとまりません。

しかし、単に整理整頓するだけで良いのでしょうか?実際会って話を聞くとその時の会話でアイデアが生まれ、思ってもみなかった方向に話が進むこともあります。これは、依頼者さんの取り巻く問題や悩みを聞き手が分かっているからこそ、アイデアが生まれるのかもしれません。

結局は信頼関係という所になりますが、スタート時点であまり条件を付けないほうがうまく行くかもしれません。

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