最先端
2013年6月26日
旧東京市深川食堂...。
関東大震災の復興事業の一環として、
低所得者へ、
安くて栄養のある食事を提供するための施設として、
建てられたのだそうです...。
道路側の一面では、
2階全てが、ガラス窓になっています...。
ガラスの壁、
いわゆるカーテン・ウォール...。
インターナショナル・スタイルなんて呼ばれた、
このようなデザインは、
当時としては、
とんでもなく斬新だったのではないか、
と思います...。
こうしたデザインの親玉で、
今や世界遺産にもなっている、
バウハウスの校舎...。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/e1/Bauhaus.JPG
このバウハウスの校舎が出来たのが、
1926年だそうですが、
この深川食堂は、
それから遅れること、わずか5年、
昭和6年(1931年)に出来たのだそうです...。
世界的にも、まさに最先端...。
復興事業であっても、
とりあえず、って感じで、
拙速につくるのではなく、
世界レベルのものをつくってしまうところが、
本当に素晴らしいですね...。
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仲摩邦彦建築設計事務所
ひとつひとつ丁寧に取り組んでいきたい、と考えています。
建築は、建築主であるお客様や、様々な条件・環境等の、出会いや組み合わせにより生まれるものであり、それぞれが、その機会でこその個性的なものだと考えています。 「これしかない」と納得できるようなものを...