大学キャンパス

2014年3月18日

立教大学…。





前に来たのは、いつだったか、
ちょっと思い出せないくらい、
久しぶりに、訪れました…。

それぐらい久しぶりだったため、
前のことがハッキリと思い出せないのですが、
行ってみると、
「あれ、こんな感じだったかな」…、
と思いました…。

立教大学のキャンパスと言えば、
広々とした芝生の庭を囲むように、
低層の、煉瓦造建築が点在している、
「絵に描いたような美しいキャンパス」…、
というイメージを持っていました…。

ただ、改めて観てみたら、
確かに、
その部分は、きちんと残ってはいるのですが、
それに加えて、
周囲に、背の高い建物が、
押すな押すな、という感じで、建ち並んでいて、
なんか、ひどく窮屈な感じがしてしまいました…。

当初のキャンパス計画が、
どのような理想に基づくものだったのか、
よく知らないのですが、
こんなに建て混んでしまうと、どうなのかなあ…。

果たして、この姿が、
そうした、当初の理想に照らしてみて、
どうなのだろうか、と思ってしまいました…。

しかし一方で、
象徴的で、大変貴重ではあるものの、
今となっては、ほんの一部分の小さなものになってしまった、
この景色を守るために、
他の全ての部分が、
犠牲になってしまっているようなところも感じられて、
ますます難しい…。

結局、
いろいろと事情もあってのことなのでしょうから、
いざ取り組んでみると、
意外と、選択肢がないものなのかもしれませんね…。





こうしたことは、
建築の問題ではありますが、
当然、
建築だけで解決可能なものでもない話で、
そもそも、今後、
どんな学校にしていこうとしているのですか、
というような、
根本的な問いに関係してきてしまいそう…。

どのような建築を、
どのようにつくり、どのように保存するか…、
といったようなことは、
結局、建築だけではなく、
それ以外のすべての物事を、
そもそも、どのように考えているのか、
ということまでも、明らかにしてしまうみたい…。

http://k-nakama.tumblr.com/post/79941439909

仲摩邦彦建築設計事務所

プロフィール

仲摩邦彦建築設計事務所

ひとつひとつ丁寧に取り組んでいきたい、と考えています。

建築は、建築主であるお客様や、様々な条件・環境等の、出会いや組み合わせにより生まれるものであり、それぞれが、その機会でこその個性的なものだと考えています。 「これしかない」と納得できるようなものを...

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