宙に浮いたイメージの外観
宮島の対岸に位置するこの敷地は、過去、台風時の高波による床下浸水の被害があった経緯から、建物は地面より浮す計画としました。家族構成は30前半の若夫婦+子供2人、クライアントはオープンな空間を望まれたことより、平面の南側をパブリックスペース、中央を水廻りと中庭、北側はプライベートスペースで構成し、将来的に子供が大きくなった時、造付け収納家具で区切れるように考慮。基礎は上げたスペースを床下収納とし、両サイドに傾いた壁を、構造的に鉄骨のダブルブレースに持たせ、片方を亜鉛メッキ処理した上露出し、3.5m跳ね出すことで、宙に浮いたイメージの外観をつくり出しました。内部はキッチンとダイニングテーブルを兼ねた一枚板のステンレスの造付家具を製作し、床、少し傾いた壁をしな合板蜜蝋ワックス仕上とすることで、船底をイメージしています。設備はエコキュートのオール電化とし、屋根はシート防水の上断熱塗料仕上、夏期は南面の直射日光を防ぐため、鉄骨より遮光テントを張ることで省エネを考えています。海に隣接した建物のフォルムから「ボートハウス」と名づけ、まさに船出するイメージでたたずんでいます。
作品名 | ボートハウス |
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ジャンル | シンプル・ミニマル,平屋,現代建築・現代住宅 |
所在地 | 広島県廿日市市平良山手2−2 |
設計から完成迄の期間 | 2009年7月〜2010年8月 |
間取り | 2LDK |
基礎 | コンクリート打放し |
外壁 | ガルバリウム鋼板 |
屋根の形 | 陸屋根 |
壁 | しな合板 |
床 | しな合板 |
構造 | 鉄骨造 |
予算帯 | 1600万 |
敷地面積 | 185.20m2 |
延床面積 | 91.50m2 |
所在地 | 広島県廿日市市下の浜 |
施工者 | 占部建設工業 |
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