危険なインテリア その1~子供が安全にすごすことのできる空間づくり【コラムマラソン】

インテリアも一歩間違うと危険なものに。
家庭内に潜む危険について・・・・特にお子様をお持ちの方に・・・


お子様がいらっしゃる方にとって
安全な家とは?

家庭内の危険、案外多いものです。
特にお子様や高齢者のかたがいらっしゃると
思いがけない行動や、事故によってあらためて気付く、ということも多いものです。

100%防止することは難しいかもしれませんが
ある程度予測の立つ事例、経験事例などで
対策は可能ですよね。

今回は特にお子様に焦点を当てて考察してみましょう。

     とはいえお子様、と一口に言っても
     年齢や性別でもちょっと関わり方が違うものです。
     各家庭にもよりますし、
     当然、家の広さなど環境にもよりますよね。
     それらもふまえ検証してみたいと思います。



【子供が安全にすごすことのできる空間づくり】

住みやすい、というのは安全な家につながります。

住みやすさのポイントはズバリ動線レイアウト。




安全を考える際にもこの動線レイアウトの重要性がまずあげられます。


家事の効率化は
子育て時期、いくら時間があっても足りないという時期ですので
重要な課題です。
その効率化にも力を発揮するのも動線レイアウトです。

毎日のことなので
きちんと自分の行動パターン、軌跡を把握する必要があります。
意外と単純なラインどりになるものですよ。




(動線や収納に対する動きの検討は3次元で考えないとうまくいきませんよ~)

さて、お子様の危険というと

落ちる、ぶつかる、はさむ、切る、ころぶ・・・・

家の中でもあってはいけませんが

おぼれる、とじこまれる、

などと共に

やけど、

など非常にこわいこともあります。

特にやけどは
ひどくなるケースも多く
気をつけなければいけないもののひとつです。

お風呂の給湯、追い炊きなど
昔のままのところも多いですね。熱さを確認せずに飛び込んで
ということのないよう気をつけたいものです。

昨今、キッチンメーカーの家電ストッカーなどは、
わりと低い位置が炊飯器の定位置の設定だったりします。

目を放した隙に蒸気が出始め、大やけど、
などということがないように気をつけなくてはいけません。

しかしあまり気を回しすぎるのも考えもの。

特にお子様の場合、
ある程度『経験させる』ことも大切です。




自分自身が危険と察知できる能力は
私たち人間も動物である以上、早い時期のほうが習得も早い。

危険というのは
理屈でない部分もありますから。

それには
ある程度安全に配慮した上で
お子様の行動を
さりげなく見守ることのできるレイアウトや
できるだけ効率の良い動線つくりで
お子様との時間を無理なく作ることが必要だと思います。

そしてここ最近、
家の中とはいえ違う危険もでてきました。
そしてそれらは低年齢化しているもの。

当然家の中には
危険なことだけでなく
楽しいことや、生きて行くための知恵もはぐくまれるので
年齢に沿って
楽しいこととあわせて
危険なことも教え伝えていかなくてはいけないと思います。

しかし
慌てることはありません。
子供の能力・理解力は想像以上です。

次回は年齢別によくある危険、について考えてみたいと思います。

【リライト版です】
http://ameblo.jp/matsucoming/

プロフィール

松本 佳津

空間のデザインは人を活かすために

関わる方々それぞれの思いや価値観を大切にしながら「インテリアのチカラ」「デザインの愉しさ」を
様々な切り口でご提供しています。

Plan&Consulting (人を活かす、人が活きる建築空間プランの提供)
Power up (住を切り口に企画教育プロデュース)
Promotion (空間にマッチしたプロモーションの総合提案)

3つのPを柱とし、インテリアから発想することを意識しています。

具体的には住宅の新築・リフォーム・インテリア提案、クリニックのインテリアデザイン・総合プロモーション等。
お問い合わせ・ご依頼は・・・WWW.51matsu.com

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