鑿泉（さくせん）工事

「エムアンドエーさんってリフォームもやるの？」ってよく言われる事がありますが、新築住宅ばかり行っている訳ではありません。
リフォームやエクステリア、インテリアだけの工事でも行っているんですよ！
家や土地などに関するすべてに対処しますので、まずはご相談ください。

そこで今回はそんな工事の中でも中々お目にかかることの少ない工事を請けることが出来ました。
その工事が鑿泉（さくせん）工事。つまり井戸を掘る工事です。

井戸を掘っている現場って見た事ありますか？

このお客様は弊社で数年前に増築と母屋の大規模な改修を行っているお施主様で、家庭菜園とは呼ぶことの出来ない本格的菜園をお持ちの方。
私たちも伺うと毎回のように、その丹精込めた野菜を頂いています。

数年前から夏の猛暑が厳しくなっているのは皆様もご承知の通り。特に小さいながらも花を栽培したり、菜園を行っている方々にとって‘水やり’は大問題なようで、弊社中西でも「猫の額ほどの小さな庭でも花に水をあげるのは水道料金もかさむので大変」と話しているほどです。

そんな中での今回の工事のお話。

弊社、いや私自身も井戸を掘る工事を見たことがありませんし業者さんにも知り合いが無く、今回は弊社水道屋さんから紹介を受けて話を聞きました。

鑿泉工事にはいくつかの工事方法があるそうですが、家庭用の井戸堀としては‘パーカッション工法’というものが一般的でワイヤーロープの先端に2t強のビットを吊るし、これを一定のストロークで落下させ、その衝撃により孔底の地盤を突き崩しながら掘り進む工法なのだそうです。
地域によっては深度が当然違い、その深度によって金額も違うとの事。


今回の工事での掘削期間は2日間で30ｍ掘りました。まだ水質検査はしていませんが、水のニオイを嗅いだ限りでは無臭で、心配していた水質汚染はないようです。

気になる費用は水中ポンプを入れて40万円ほど。その他必要箇所への給排水工事も別途必要なのでトータルで考えれば安いものではありませんが、私も震災以降「住宅の敷地に井戸があれば便利なんだけどな～」なんて考える事がありました。
ネットで調べると手堀での掘削方法もあるようですが、水が本当に出るのかは確実なものではないようです。

今後、簡単な方法で低価格になれば、もっと簡単に普及するとも思うのですが・・・