映画「365日のシンプルライフ」

こんにちは、整理収納サポートとインテリアで快適住まいづくりをお手伝いするすずくりです。
夏から公開されていて、ずっと観に行きたいと思っていた映画をやっと観てまいりました

「365日のシンプルライフ」

フィンランドを舞台に、主人公が失恋をきっかけに自分の持ち物をリセットしていく365日をドキュメンタリーで追ったもの。

自分に課したルールは4つ

1、自分の持ちモノをすべて倉庫に預ける
2、1日に1個だけ倉庫から持って来る
3、1年間続ける
4、1年間、何も買わない


映画の冒頭、第一声は「モノとは何か」という問いかけから始まります。

そして、空っぽになったアパートの1室から、全裸の主人公が雪の中をモノを取りにいくためにダッシュで倉庫に向かうシーンとっても寒そうです

回想シーンと、365日を日めくりのようにモノと一緒に展開するのですが、主人公の心の変化も面白いのです。

今日、倉庫から持ってくるひとつを厳選していく日々。

7日目の7個目はベッドマット

ずっとフローリングで過ごしていたので、その柔らかさと温かさに心から幸せを感じている様子がなんともかわいい
モノが無い、という状況をほぼ体験していない私たちには感じることのできない感動なのでしょう

「モノはたくさんあるけれど、心はからっぽ」

失恋した空虚もあるけれど、それを埋めるかのように買物依存となっていた自分を振り返って出てきた言葉です。

あるところまでは勢いよく次から次へと倉庫からアパートに持ち帰るのですが、100日目を過ぎると欲しいものがわからなくなってくる。。。

100アイテムあれば、人は十分暮らせるということなのでしょうか。モノに反抗し、家にはもう持ち込みたくない気持ちにまでなっているようでした。

たくさんの問答や葛藤に苛まされながら、いろいろな人々との関わりの中で自分を幸せにしてくれる大切なものは何かを見出していきます。

「人生はモノではできていない。」

そんな結論に至る主人公の周りには、本当に大切に守りたいと思う存在が残っていく。。。。
誰もが心に微妙な痛みを感じ、自分に置き換えて観られる映画なのではないかと思います。

あなたなら、何から持ち出してくると思いますか?

渋谷を中心に、続々と公開中のようです。家のモノの多さにうんざりされている方は必見ですよ。

プロフィール

鈴木君枝(収納アドバイザー・suzukuri代表)

快適な住まいづくりの収納&インテリアコンサルタント

鈴木 君枝 スズキ キミエ(収納アドバイザー / 神奈川県)
suzukuri 代表

目黒通り、表参道のインテリアショップでコーディネート経験を通じ、快適に暮らせる収納の必要性を感じ、「住空間収納プランナー」となる。住まいは心を映し出す鏡、収納とインテリアの提案で暮らしやすく心地よい住まいづくりをお手伝いします。

http://ameblo.jp/suzukuri4-2/ (アメブロ)

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