新たな祈りの場のかたち「INORI-OUCHI」がグッドデザイン賞を受賞

家結び
インブルームスが提案するこれからの新しい仏壇「INORI-OUCHI (いのりのおうち)」が「2012年度グッドデザイン賞」を受賞した。
仏壇のイメージを一新したグローバルなデザインと、現代のニーズに即した新しい提案として評価された。

祈りの場所のニーズ

マンション住まい・核家族・転勤や単身赴任などの仕事事情などにより、祈りの場所を設けることが難しいライフスタイルが非常に増えている。
そうした環境における「供養方法」の選択肢は未だ多くないのが実情だ。「いのりのおうち」は現代の住宅環境にもマッチし、生活の中に祈りの空間を自然に取り入れることが可能となっている。

家を連想する個性的なシルエット


家結び

世界共通に直感的なメッセージを持つシンボル「家」をモチーフに、北欧家具に通ずるシンプルなデザインとなっている。一目でわかる家のカタチは、「亡くなったおばあちゃんのお家だよ」などと言えば、仏壇が理解できない子供でも理解することができる感覚的な要素を持っている。
このシンプルな五角形のデザインには高度の木工技術を必要とし、日本が誇る伝統の技「指物技術」により実現。熟練職人による一点ずつの手造り制作となっているのだ。

審査委員による評価コメント


家結び

仏間はもちろん和室すらなくなっている現代の住居において、故人の御霊をどのように奉るかというのは、新たな課題である。できれば、それがインテリアの新たな魅力ポイントの一つになるとよい。この家具は、単に仏壇をミニチュア化したものではなく、新たな祈りの場のかたちを提案しようとしている。家を暗示させる形や、後ろ面が透けていることにより広がり感を感じさせるなど、新しい提案が見られる。故人が「千の風」となって宿り来たるような爽やかさを感じさせるデザインである。」

【名称】 INORI-OUCHI (いのりのおうち)
【受賞企業】 株式会社インブルームス
【価格】 ¥63,000(税込)~

また、「INORI-OUCHI (いのりのおうち)」は11月23日(金)から東京ビッグサイトで開催される受賞発表展「グッドデザインエキシビション2012」に出展される予定。

プロフィール

吉本 剛

1972年静岡県生まれ。建築系大学を卒業後、建築設備会社に就職し、技術職、営業職を経験する。その後、不動産会社に転職し現在に至る。宅地建物取引主任者の資格をもつ不動産のスペシャリストとして、ライフプランを見据えた記事を提供していく。

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