それぞれの感想。

無事に「3人のインテリアコーディネーター展」が終わりました。
関係者の皆様、ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。

各部屋の説明は、ブログで順次ご紹介をいたします。
今日はそれぞれのお部屋の画像だけ~。

まずは101号室、Aプランを担当した飯塚さんのお部屋。
ガーリースタイルのかわいらしい空間になりました。
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102号室、Bプラン、ハッピーカラフル。
荒井詩万さんの担当です。
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そして、103号室、Cプラン、森の隠れ家ルーム。
わたくしが担当した空間です。
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「3人のインテリアコーディネーター展」についての感想を
京都のカーテン屋さんと、横浜のカーテン屋さんが
フェイスブックに書いてくれました。
なかなかこうやって意見をくださる人は少ないのです。
嬉しいのでこちらに転記させていただきます★



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3人のインテリアコーディネート展、すごいすごいだけじゃなくて(笑)自分なりの感想を。
ブログにも書きますがせっかくなのでこっちにも。FBでは見かけないくらいなげーので先謝っときますごめんなさい^^;
一緒に仕事して現場を見たことがあるのはリカさんだけ。なので、三者三様のその三様がどう違うのか非常に興味深く拝見しまし…た。
共通のテーマはありつつも、それぞれが好みのテイストに仕上げる、ここがこのイベントのミソです。
テイストを変えるんだから、ある意味三様になって当たり前。そこにどう独自色を加えていくのでしょうか?
オフィシャルブログによると、先にテーマを3つ決めてから受け持ちを決めたそうですが、これがすんなり決まったという時点で成功したも同然で、もともとこうなることがわかっていて3人が集まったと言ってしまってもいいくらいです。ボクも合同でイベントをするときは得意ジャンルが被らない人を選びたいと思います(笑)


101 ガーリースタイルをふわふわ作り上げた奈津子さんのインテリアは「掛け算」。エレガントとスイート、シャビーとグロス。遠いようで近い異なるテイストを掛け合わせてワイワイガヤガヤと楽しいパーティをお部屋に連れてきた感じがとても楽しかったです。
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→タブトップのカーテン、ピンクのリボンの壁紙、パッチワーク風のクッション、ポンポンのついたシェード、どれもがそれぞれに個性があり、掛け合わされて増幅していくパーティの感覚、とてもステキでした。



102 詩万さんのコーディネートは、ズバリ「引き算」。タカラジェンヌのような詩万さんは、きっとゴージャスでグロリアスなインテリア、と勝手に想像していたのですが、開けてビックリ、余分なものは排して極限まで削ぎ落としたストイックなものでした。意識の中では白い部分が見当たらないほどカラフルなのに、です。
自分の感性にはこれは無い部分なので、個人的に圧倒されました。単にボクが知らなかっただけで、ご存知の方には何を今更、なのでしょうけれど。
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→このWALTZさんのクマの壁紙。普通に撮るとわからないのですが、こうやって子供の目線で撮ると、この部屋で森のクマさんに出会う存在感がいかほどのものかわかります。家具が小さくてこじんまりしがちなのですが、小さな子供には広々として色が溢れた想像力豊かなお部屋に間違い無いのです。



103 多くの人がこの個性的なコーディネートに刺激を受けたことと思います。モデルルームとしての奇抜(?)なアイデアに、なぜか住む人の姿がちゃんと重なるリアリティ。リカさんのインテリアは、まさしく「カオス」です。ただ詰め込むだけの混沌ではなく、貫かれた美学の中での必然としてのカオス。これも正しくインテリアのあり方で、
実際には狭くてモノに溢れがちな日本の住まいにおいても、大きなヒントとなり得るコーディネートであったと思います。
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→男性的なコーディネートの中にテーブルスタンドの赤やミラー、ムーミンのヴィネット、フォルナセッティのファブリックパネルなどなどどう考えても女性の部屋としか思えない小物を配して現実感を出してます。男性に包まれて過ごす女性感、みたいな感じでしょうか。それがリカさんぽいと言えるかどうかまではよくわかってませんが(笑)
三者三様の中にリカさんがいるかいないかというのは大きな違いがあったのかもしれません。
カオス理論の行く先はバタフライエフェクト。


この個性あふれる3人のインテリアコーディネーターが魅せてくれた仕事が、御三方にとっても、これからのインテリア業界にとっても、ひとつのドアを開けたトピックとなることを願ってやみません。

オフ会で出会って構想からわずか1年あまりでここまで来られた奈津子さん、詩万さん、リカさん、ほんとにすごいです(結局すごいでまとめるww)
3日間おつかれさまでした、そして、どうもありがとうございました!


と、ここからは要らんことを書きます。
一般の方はここまでにしておいてくださいww
消費者の方々や、若いコーディネーターの卵さん、また不動産業界の方々が、目を輝かせて壁紙やカーテンに見とれているのに対して、施工方法や仕上がりの良し悪しのことばかりを口にする同業者のかた、そしてそこには当然ボク自身も含まれております…の多かった、というよりそれしか言うことないの?ってことにものすごく残念な気持ちでおりました。繰り返しますが自分も含めて、です。
これって何かの技能士の試験会場だっけ?それともwithカーテン?違うよね??
ここにこの壁紙やカーテンを選んだ意味、カラースキム、プロポーション、そういった話は少なくともボクの耳に入る範囲ではほぼ全く、出てきませんでした。
インテリアを楽しもう!と言いながら、楽しみ方を忘れているのは、案外ボクたち自身なのかもしれないと思わされたのもまた、このイベントの副産物として重く受け止めていこうと思いました。戯言です。どうぞ読み流してください。
てか、なげーよ(笑)
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シービーソウムの吉川さん、長いレポートありがとうございました!

「三者三様の中にリカさんがいるかいないかというのは大きな違いがあったのかもしれません」って、なんかとても嬉しい言葉をいただいたような気がします。







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3人のインテリアコーディネート展に行って来ました。
短期間でここまで盛大なイベントを開催した3人には敬意を表します。

感想 各部屋を女優さんに例えると、
101 石原さとみ フェミニンで柔らかい。
102 広瀬すず  ポップで明るい。…
103 二階堂ふみ ディープでこだわっている。

一番印象的だったのは、102のマリメッコの額、その部屋のカラースキーム、インテリアデザイン、熊も鳥もすべてがそれに凝縮されていた。どうして、これは有り得ないほどのマッチング。額の前で立ち止まっていると、詩万さんがこのファブリックと出会ってインテリアコーディネートプランを立てたのだと。なるほど~。納得。そして、周りを見渡す。
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 利佳さんのジェイブルーカラー(ターコイズ)も自分が好きなカラーなのでうれしい。ここで自分のカラーを出せるのが素敵。某氏のフィギアや漫画もリアリティがあり良かったです。
施工のダメ出しの件、自分もどんな現場に行っても施工が気になる。正直、イベントでも気になる所だらけ。飲み会でもそんな話しをしておりました。ごめんなさい。今回は諸事情があるのはわかるので別として、施工管理も仕事なので、わかっていると思うけどそれも自分の責任。優しい人が多いので、あまり言いたく無いけど、あえてね。自分も不機嫌になられても神にもダメ出ししてますよ。ごめんなさいね。
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ジェイファブリックの林さん、ありがとうございます。

部屋を女優さんに例えるの、なるほどと思いました!
施工のよしあしを話題にするのももちろんアリです。
そーゆーのもひっくるめてのインテリアコーディネートで、
あーだこーだの言い訳はなしです、ね。
皆様のご感想もお待ちしております~。

プロフィール

三宅 利佳(ジェイブルー)

インテリアコーディネート事務所 ジェイブルー

●インテリアコーディネーター  980877A
●2級建築士
●AFT色彩検定 1級

美しく暮らすにはそれなりの努力が必要です。
例えば掃除、整理整頓、時々の模様替えや花を活けなおしたり・・・。

どうせすぐ使うから
どうせすぐ汚すから

そう言ってやりっぱなし出しっぱなし汚しっぱなしの生活は
確かに面倒がなくて便利ですが
便利ばかりを追求していてはあっというまに雑多な空間になります。

美しい部屋、居心地の良い部屋というのは
日々手をかけ続ける面倒臭さを内包しています。
でも、そのことを放棄しないでください。

部屋は人の心を表すと思いませんか。

インテリアコーディネーターがお手伝いできるのはほんの最初の舞台づくりだけ。

「こうありたい理想の自分」を思い描いて
ぜひ素敵な住空間を維持してください。
それが、生き方にもつながるのだろうと思います。

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