確定してしまう前に収納設計を・・【練馬区 Y邸】
昨日は全面リフォームで改築を予定されている【練馬区 Y邸】よりご依頼をいただき、「収納設計」の打合せに伺ってきました。
図面を拝見すると、ご夫婦であれこれと検討しながら、手書きで図面に間取りを書きこんでいらっしゃる段階
ご新築やリフォームの際の「収納設計」はこのときのご依頼がベストです
まだ図面は確定していなく、条件やご希望がなんとなく見えてきているとき、そして着工までに2ヶ月~3カ月ほど余裕なお時間もあると理想的
この段階ですと、間取りをあれこれ検討することができますし、もっとも重要な「モノ視点」での収納を確保することができます。
初回カウンセリングでは、現在お住まいの家を拝見し、これからの住まいへのご希望や暮らし方のヒアリング、スケジュールの確認、そして家中の持ち物をひたすら採寸してまわります。
「持ち物が多い、少ない」、「これが一般的ですよ」という先入観はなるべく示さないようにしているのですが、比較的Y様のお宅は洗剤やキッチンペーパーなどのストックが多いほうでしょうか。。。
奥様のお話ですと、ご主人様が「このぐらいないと・・・」と言って気が付くと購入してきてくださるそうです。
ご主人様が購入してきてくださるなんて優しい~~けれども量を拝見すると、ちょっと心配症かな・・・
以前にご対応させていただいたお宅でも、ご主人様が心配性で「家の一部をコンビニのようにしたい」とおっしゃる方もいらっしゃいました。震災のあとは特に増えているように感じます。
トイレットペーパーのストック(10ロール入り)が20セットぐらい出てきたお宅もあります
モノに対する意識が変わりつつある昨今、モノへの価値観は一家族、一家族異なります。
ひとつの正解や不正解はありません。(管理できているかは大事なポイントですが・・・)
「何を大切にしたいか」、「どんな暮らしがしたいか」、そして家という寛ぐ場所で「安心・安全を得られるのか」も大事なポイント
私は「モノ視点」からですが、住まう方のご意向に添いながら、そしてきちんと将来を見据えたベストなお家になるお手伝いができるといいな、と思います。
さてさて、図面とモノとの格闘です。
鈴木君枝(収納アドバイザー・suzukuri代表) さんの記事
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