日本を代表する工業デザイナー水戸岡鋭治が手がけた２つの車両

鉄道や建築のデザインで有名なインダストリアルデザイナーの水戸岡 鋭治氏が、北近畿タンゴ鉄道のリニューアル車両『あかまつ』と『あおまつ』２両のデザインを手がけた。運行は平成２５年４月１日予定。

水戸岡 鋭治氏デザインの車両

北近畿タンゴ鉄道は、導入から２０年以上経過した普通車両２両を、豪華なリニューアル車両『あかまつ』と『あおまつ』へと大変身させ、４月から定期列車として運行させる予定だ。２両のデザインを手がけたのは、日本を代表する工業デザイナーの水戸岡 鋭治氏。

水戸岡 鋭治氏は、建築やイラストレーションの仕事を手がけていたが、1988年から鉄道車両のデザインに進出し、JR九州新幹線「つばめ」や特急列車「ソニック」などの斬新な鉄道デザインは、鉄道ファンの枠を超えて広く注目を集めている。

これまでに、ブルーリボン賞やブルネル賞といった国際的な鉄道関連の賞を多数受賞している。

あかまつ と あおまつ

『あかまつ』と『あおまつ』の２車両には、日本三景・天橋立など日本海の白砂青松を象徴する「松」をモチーフに、木材を利用した内装でカウンター席を設置するなど、個性豊かな車内と丹後の魅力的な景観を楽しめるデザインとなっている。


北近畿タンゴ鉄道は、京都・大阪方面発の特急、城崎温泉方面発の列車から乗り継げるように計画している。
運行開始は平成２５年４月１日の予定。

北近畿タンゴ鉄道 株式会社