どこに住もうか‐1214‐
2015年10月26日
どこに住もうか‐1214‐
木枯らし一号が吹き、いよいよ冬の気配が色濃くなってきました。
しかし、今日も良い天気です。
少し前になりますが、10月10日(土)は京都へ行っていました。
丸善・京都本店で、日本建築家協会が主催する「住宅無料相談会」に参加していました。
連休中ということもあり、秋の京都は人出が多い。
丸善・京都本店は、この夏リニューアルした京都BALの地下にあります。
若い夫妻がわざわざ大阪から相談に来てくれました。
「職場の関係で、概ね住むエリアを決めているもの、何から始めて良いのか……」
こういった悩みをもって居る人は結構居ます。制約が少なければ少ない程、土地探しは簡単でないのです。
2007年に来所した「池を望む家」のご夫妻も、職場の関係から、概ねのエリアは決めていました。
しかし、①崖の土地、②閑静な住宅地、③池のほとりと、3つの土地で迷っていました。
ご主人は、高校生の頃、悩みがあると大阪城の堀を見ていたことを思い出したそうです。
そして、池を望む家を建てました。
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「宝塚RC打放しの家」のクライアントは、ご主人が仙台、奥さんが京都の出身です。
色々な土地を見れば見るほど迷ったと言います。自分達が住みたい場所とは?
多くの敷地を見に行った後、自分達は「坂のある街」が好きなのだと分ったのです。こちらは11月末に竣工予定。
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「松虫の長屋」は、ご主人が暮らした四軒長屋の中央二軒をリノベーションすることにしました。
母と同居でなければ結婚出来ないと言ったそうです。
思い切って2階に光庭をとりました。来月初めに撮影の予定で、楽しみにしています。
スティーブ・ジョブズもこう言っています。
自分の内なる声、心、直感というのは、どうしたわけか君が本当になりたいことが何か、もうとっくの昔に知っている。だからそれ以外のことは二の次でいい。
もし、自分達の住む場所を探している人がいたら、大いに悩み、好きを見つけて欲しいと思います。
答えはあなたの心の中以外にないのです。
勿論、これは土地探しだけに限ったことではありませんが。
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株式会社一級建築士事務所アトリエm
夢は必ず実現する、してみせる。
一級建築士 守谷 昌紀 (モリタニ マサキ) 1970年 大阪市平野区生れ 1989年 私立高槻高校卒業 1994年 近畿大学理工学部建築学科卒業 1996年 設計事務所勤務後 アトリエmを設立 2015年 株式会...