幸せはサークルになっている‐1227‐
2015年12月10日
幸せはサークルになっている‐1227‐
今日は朝から、岸和田にて地鎮祭でした。
12月の寒さを感じさせない雲一つない青空。
その後、場所を移してな直会の場を設けて貰いました。
岸和田城すぐ南にある、がんこ岸和田五風荘。
紅葉がまさに盛りで、2時間があっという間でした。
早速、現場日記を始めなけれなりません。
また「長田の家」は、今日が棟上げ。快晴の大安でした。
昨日は、芦屋の奥池にある、小篠弘子・芦屋ギャラリーへ行っていました。
1981年、安藤忠雄の設計した小篠邸は、住吉の長屋と共に、初期の名作です。
増改築を経て、現在はギャラリーとなっているのです。
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学生時代から写真でしか見たことがなく、正直、近づくだけで胸が高鳴ります。
アプローチの手法は、TOTOシーウィンドウと似ています。
元は個室棟だったのが大空間に変わり、メインギャラリーとなっていました。
斜面に向けての開口が、見事に紅葉を切り取っています。
館のスタッフによると、小篠弘子はもともとは画家になりたかったそう。まるで色彩が呼応しているよう。
いくからか手が加わったとは言え、その手法は変わっていません。
反対に、メインギャラリーと向かい合う棟は、あまり手が加わっていません。
最初に増築された元寝室も、展示室になっていました。
国立競技場のコンペで、色々言われている安藤ですが、やはり只者ではありません。腕は確かです。
糊口を凌ぐ為に仕事をしているつもりはありませんが、日常は忙しなく、つい目的を見失ってしまいがちです。
そんな時、自分にとっての頂きを見ることは、いつも目的を明確にしてくれるのです。
宮沢賢治は「あらゆることを、自分を勘定に入れずに」と言いました。
そこまで出来れば良いのですが、この恵まれた社会で生きてきた私達にとって、簡単なことではありません。
クライアントを幸せにし、社員を幸せにし、それによって自分の幸せも叶えさせて貰う。
自分は、最後に付け加えさせて貰えば良いのではないかと思っています。
このサークルの良いところは、無理がないので、長続きするのです。
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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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【Events】
■12月12日(土) 2:00pm~4:00pm 天六・住まいの情報センター5Fにて セミナー開催「○○と一緒に暮らす」
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株式会社一級建築士事務所アトリエm
夢は必ず実現する、してみせる。
一級建築士 守谷 昌紀 (モリタニ マサキ) 1970年 大阪市平野区生れ 1989年 私立高槻高校卒業 1994年 近畿大学理工学部建築学科卒業 1996年 設計事務所勤務後 アトリエmを設立 2015年 株式会...